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「Aさん...おれはあなたに一つ、隠していたことがあります」






木舌さんの大きな手が、頼りない小さな私の手を包み込む








言い出しにくいのか、迷うように揺れる瞳。




視線が外れ、木舌さんはそのまま包み込んだ二人の手を見つめる









私は木舌さんに救われた。




たとえ彼の口からどんなことが語られたとしても、私は...









「大丈夫ですよ。」









再び重なる視線。そっと微笑んでみせる






"こわがることなんか、何もないんだよ"








私の気持ちが伝わるように、届くように





ちゃんと知りたい。

あなたが話すと決めてくれたのなら、尚更










私は何も言わず、待った




木舌さんが自分から言葉を紡いでくれるのを。








少ししてから、木舌さんは覚悟を決めたように



ぎゅっともう一度私の手を強く握り、口を開いた。

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月宮 - この話を読んで、とても感動しました!!続編書いてください!お願いします! (2017年10月9日 19時) (レス) id: f4c0172fdb (このIDを非表示/違反報告)
白鳩 - 感動しました!続編書いてください!お願いします!<(_ _)> (2017年2月11日 14時) (レス) id: b94160b3d3 (このIDを非表示/違反報告)
鏡月 - 泣けます:(T-T):今後どうなるか知りたいです (2016年5月3日 14時) (レス) id: fa9e7fd0b8 (このIDを非表示/違反報告)
てとら(プロフ) - swksさん» わぁぁぁぁコメントありがとうございます!!!!気になっていただけて嬉しいです(´;ω;`)あと数話で完結予定なのですがなかなか更新できず申し訳ないです!!もう少しお待ちください!! (2016年4月2日 17時) (レス) id: 56c156c5fc (このIDを非表示/違反報告)
swks - つづきが・・・・続きが気になりますぅ〜どうかどうか続きを〜〜 (2016年3月29日 22時) (レス) id: b2424ffcad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てとら | 作成日時:2015年10月11日 22時

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