吸血 ページ30
ASide
私達が逃げた先に洞窟があったので中に入って身を潜めた。
蘭丸「行きましたか……」
厄魔の気配がなくなったのか蘭丸さんがほっと息をはく。
A「蘭丸さん、何故ここに……?」
勝手に出ていったのは私なのに何故探しに来てくれたのだろう。
蘭丸「なぜって……貴女は僕の大切な……コホン、それは置いといて何故勝手に城から出たんですかっ!僕がどれだけ心配したか……いたっ」
蘭丸さんは顔をしかめた。
A「ど、どうしたんですか!?」
蘭丸さんの肩に手を置くとそこから血が出ていた。
A「ひっ……!血……」
蘭丸「あはは、少し油断してたみたいです……厄魔ごときに傷を負うなんて……」
蘭丸さんは少し悔しそうにギリッと唇を噛んだ。
A「それより早く手当しないと!」
蘭丸「手当なんて必要ありません……早く僕から離れて……」
そう言いながらも肩からだらだらと血が溢れてくる。
ビリリッ
私は自分のスカートの裾を破った。
それを蘭丸さんの傷を塞ぐように巻き付ける。
A(手当の仕方なんて分からないけど、血ぐらい止めなくちゃ)
巻き付け終わって蘭丸さんから離れようとしたらギュッと抱きしめられた。
A「えっ……」
蘭丸「貴女が離れないのがいかないんですからね……」
蘭丸さんは私の首筋に牙をたてる。
A「ひっ……!」
強い刺激に体を捻らせる。
蘭丸「はぁ、こんなっ、おいしそうな匂いをさせて……」
ゴクゴクと蘭丸さんは私の血を飲んでいく。
痛い、けど血を吸われるたびに快感というのか気持ちよく感じてしまう。
A「うっ……ぐっ!」
私は痛くて蘭丸さんにギュッとしがみつく。
すると激しかったのが急に優しくなった気がした。
最後にペロっと舌で首筋を舐められる、
A「ひゃうっ……!」
変な声が出てしまって顔が真っ赤になる。
蘭丸「うふふ♡Aさん可愛いですね♪」
そう言った蘭丸さんの体からふわっと光が溢れだした。
蘭丸「え……これって……」
光が無くなった後蘭丸さんを見たら姿が変わっていた。
81人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歌音ユイ - とっても面白いです!!蘭丸推しだけど蘭丸の小説があまりなかったので嬉しいです!更新頑張って下さい! (2020年1月17日 22時) (レス) id: dcd6ff7333 (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - 紅華さん» はい!落ち着いてきたら更新していこうと思います!!ありがとうございます!! (2018年9月29日 18時) (レス) id: c75dd44a3e (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 面白かったです更新頑張って下さい (2018年8月14日 15時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - リンネさん» ありがとうございます!!更新頑張ます(●´ω`●) (2017年12月4日 23時) (レス) id: c75dd44a3e (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - おー!蘭丸が好きなので待ってました!これからも更新頑張ってください (2017年11月22日 22時) (レス) id: 0f682f5452 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:テトラ | 作成日時:2017年9月16日 22時