誤解 ページ23
ASide
A「えええええ!?」
私は蘭丸さんからあの日話を聞いた。
私が逃げたのは蘭丸さんの話の途中であのあとにまだ話は続いていたそうだ。
*✲゚*。✧*✲゚*。✧*✲゚*。✧*✲゚*。✧*✲゚*。✧
女中1『で、ではっ。もし信長様が私達を蘭丸様の側近にと命令したら蘭丸様は私達を受け入れてくれるのですかっ!?』
蘭丸『はい、信長様の命令ならば喜んで……と前の私ならそう言ってました。』
女中2『……どういう意味ですか?』
蘭丸『そのままの意味です。最初は信長様の命令だから彼女を側近にしました……だけど彼女と過ごすにつれて彼女は私の中で大切な人になっていました。だから……すみません』
蘭丸『あぁ、それと……今度彼女のことを言ったら織田軍から出ていってもらうつもりですから覚えておいてくださいね』
★・゜・。。・゜☆゜・。。・゜★♡*。゚。*✡✩
A「じゃ、じゃあ私はまだ蘭丸さんの側近でいても良いんですかっ?」
興奮気味に聞くと蘭丸さんは「はいっ」と言って笑った。
A「良かった……」
緊張が解けた私はその場に座り込む。
蘭丸「僕も安心しました。貴女が信長様の側近になったと聞いたときは本当に驚きました。」
蘭丸さんは少しぷくーと頬を膨らませる。
蘭丸「それに僕が貴女に会おうとすると毎回すれ違ったり貴女が逃げたりしてなかなか会えませんでしたからね……ってAさん!何で笑ってるんですか!?」
A「すみません、あ、そういえば蘭丸さんってたまに"僕"って言ってますよね?もしかして無理に"私"って使ってるんですか?」
そう聞くと蘭丸さんは少し困ったように笑った。
蘭丸「もう"私"で慣れたつもりだったんですけど感情が出てしまうと"僕"と言ってしまうんです。この年になって恥ずかしいですよね」
A「そんなことないです……蘭丸さんは蘭丸さんですよ。」
ニコッと笑うと蘭丸さんも微笑む。
蘭丸「ありがとうございます。そういうこと言われたのなんだか久しぶりな気がして……嬉しいです」
顔を少し赤く染めて笑った顔を見てこの前みたいに胸がトクントクンとなる。
私は胸に手を当ててこの気持ちを何なのか知ろうとしたが蘭丸さんの笑顔を見るとまぁいっかとなって考えることを放棄した。
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歌音ユイ - とっても面白いです!!蘭丸推しだけど蘭丸の小説があまりなかったので嬉しいです!更新頑張って下さい! (2020年1月17日 22時) (レス) id: dcd6ff7333 (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - 紅華さん» はい!落ち着いてきたら更新していこうと思います!!ありがとうございます!! (2018年9月29日 18時) (レス) id: c75dd44a3e (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 面白かったです更新頑張って下さい (2018年8月14日 15時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - リンネさん» ありがとうございます!!更新頑張ます(●´ω`●) (2017年12月4日 23時) (レス) id: c75dd44a3e (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - おー!蘭丸が好きなので待ってました!これからも更新頑張ってください (2017年11月22日 22時) (レス) id: 0f682f5452 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テトラ | 作成日時:2017年9月16日 22時