★ ページ12
白「阿部ちゃん」
ラウールは急いで阿部の部屋に入り、宮舘同様、おでこに手を当てて熱を測る。そしたらやっぱり熱くて。
白「阿部ちゃんまで」
これはやばいと思い、今度は阿部の隣である向井の部屋に向かった。
向井の名前を呼びながらドアをノックして、そして今度はすぐにドアを開ける。これで怒られても、慌ててたからと通そうと思っていた。
しかし、2度あることは3度ある。向井もまた、顔を真っ赤にさせて苦しそうにベッドに寝ていた。
白「康二くんまで風邪でダウンしてんじゃん」
どうしようと思い、ここはもう深澤を起こすしかないと思い部屋に向かう。一緒に寝ていたこともあるので、深澤の寝起きは最悪だと知っているが今回は仕方がない。
白「辰哉さん！辰哉さん！」
深澤の部屋の前につき、思いっきりドアを叩きながら深澤の名前を呼ぶ。すると部屋の中から「うるさっ」という声が聞こえた。
深澤は大丈夫そう。そう判断したラウールは、開けていいよとは言われてないがドアを開けた。
白「辰哉さん！」
紫「うぉっ！何、え？ラウ？」
白「大変なの辰哉さん！」
紫「え？何が、」
白「舘さんと阿部ちゃんと康二くん、熱があるの！」
紫「は？」
白「いいから来て！」
寝起きでぼんやりとしている深澤の手を引きながら、ラウールは急いで部屋を飛び出す。そして向かうは、深澤の部屋に1番近かった向井の部屋。
向井の部屋に入ると、深澤はすぐに向井の様子がおかしいことに気づいた。
向井に近づき、ラウールと同じように手をおでこに当てて熱を測っていた。
紫「こりゃ高そうだな。ラウ、照起こしてきて」
白「ん。後、舘さんと阿部ちゃんも同じ状況なの」
紫「え？舘さんと阿部ちゃんも？」
深澤の言葉にラウールが頷くと、マジかという顔をされた。
紫「ま、とにかく。照を起こしてきて。ラウ」
白「はい」
深澤に言われたとおり、ラウールは岩本を起こしに部屋を出た。
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アーサー(プロフ) - ラウちゃんが修学旅行に行っちゃう話が見たいです！ (2022年10月27日 8時) (
レス) id: 94981e7597 (このIDを非表示/違反報告)
未彩季(プロフ) - ななさん» 作者様が忙しく更新されていません (2021年3月15日 22時) (レス) id: 719acb52df (このIDを非表示/違反報告)
なな - いきなりのコメントすみません！この小説は完結したのですか? (2021年3月6日 22時) (レス) id: ce1229467a (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - リクエストお願いしても宜しいですか？屋敷に敵襲がやって来て、皆の前で白さんが人質に取られて倒れてしまうほど傷付けられたのを見てしまい、暴れまくるというお話がみたいです！ (2020年9月5日 23時) (レス) id: ed9b238989 (このIDを非表示/違反報告)
芽那(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年9月3日 20時) (レス) id: b51a0fe72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーちゃ
| 作成日時：2020年7月22日 17時
