忙しい彼の話 ページ33
りん様リクエスト作品になります。
☆★☆★
橙「ホンマにごめんな、舘」
赤「大丈夫。心配しないで楽しんでおいで」
橙「ん。ありがとう」
申し訳なさそうにする向井の頭を、宮舘は優しく撫でる。そして心配そうな表情を浮かべながら家を出る向井を見送った。
緑「舘。本当に大丈夫？」
赤「そんなに心配しないでよ。大丈夫だってば」
阿部にも心配されたが、宮舘はただ大丈夫としか答えない。
今日、カフェのキッチン担当である向井が用事でいない。それを深澤が聞いた時、カフェは閉めようかという話になったのだが、宮舘がそれに待ったをかけたのだ。
自分がカフェの方にも出る、と。
最初、宮舘にそんな負担をさせることは出来ないと言うことで却下になりそうだった。しかし、宮舘の「ふっかも両方に出る時あるでしょ」の一言に何も言えなくなった。
紫「ねー。今からでもいいから休みにしない？」
赤「しない。もう下ごしらえの準備も終わってるからさ」
黄「ふっか。心配しすぎ。舘さんが大丈夫って言ってんなら信じてやれよ」
黒「そうですよ。それに、俺らもできる範囲で手伝いますから」
深澤はそう諭されるが渋い顔をしている。
紫「俺もカフェとBARに出る時あるけどさ、俺と舘さんとかは違うだろ」
赤「だから大丈夫だってば。でも、心配してくれてありがとね、ふっか」
紫「でもぉ」
緑「まぁまぁ。舘もこう言ってるしさ」
白「ラウ、おてつだいするよ！おみずはこぶ」
桃「マジで大変になったら俺も出るから。ね、ふっか」
紫「分かった、分かった！じゃあ舘さん。カフェもBARもお願いね」
赤「了解」
みんなにこうも迫られたら、深澤が折れるしかない。結局、今日はカフェもBARも開けることにした。
開けるんだったらと、それぞれが準備を始める。宮舘も準備を始めようとした時、クイッと手を引かれた。
赤「しょうた？何、どうしたの」
青「………」
赤「しょうた？」
青「何でもない」
手を引いてきたのは渡辺で。
渡辺はじっと宮舘を見ていたが、すぐに視線を逸らして手を離した。
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黎音(プロフ) - 水のですよね水野になってますよ (2020年7月13日 17時) (
レス) id: 68aa2fde0c (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - からうは方言ですよ。たぶん背負うだと思います (2020年7月6日 19時) (レス) id: 68aa2fde0c (このIDを非表示/違反報告)
翔北(プロフ) - リュックをからうってなんですか、？ (2020年7月6日 19時) (レス) id: e89bc97fcc (このIDを非表示/違反報告)
果恋(プロフ) - リクエスト失礼します！よく、BARに来る男の人が舘様を襲ってしまい、その時に翔太くんが助けて、舘様がみんなに甘えるっていう話をお願いします！更新楽しみにしてます！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: e8c769ac95 (このIDを非表示/違反報告)
しらゆき(プロフ) - はじめまして！楽しく拝見させて頂いております。リクエストなのですが、阿部くんが仕事でバタバタしてしまい、中々ラウが起きてる時間に帰ることもできず、そのまま体調を崩してしまう阿部くんと心配するラウの話が見たいです。わかりにくくてすみません。 (2020年7月2日 1時) (レス) id: 7bc484c107 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーちゃ
| 作成日時：2020年6月21日 22時
