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『ならウチ来る？ピアノあるし』
転勤続きの両親から
グランドピアノをプレゼントされたらしい
Aねーちゃんとまだ一緒に居られる、と
その日からレッスンが終わっても
レッスンが無い日もたまにピアノを弾きに行った
『わぁ！今の完璧じゃない！？私ら相性いいね！』
爆｢ったりめーだ！
おれが合わせてやったんだからな！｣
『わたしが！ね！！』
Aねーちゃんの言う通り、相性が良かった
何回か通しても息ピッタリで発表会やコンクールでも
良い結果を出せて気持ちが良かった
だが楽しい時間は長くは続かないのがお約束だ
Aねーちゃんは卒業が近づくにつれて
悲しそうな寂しそうな顔をする事が増えた
中学生になったら音楽教室を辞めるのか
と思っていたがどうやらそれだけじゃないらしい
『卒業したらまた引っ越すんだって
今度は京都。だからこれからは
爆豪くんと同じ中学にも音楽教室にも通えない』
鈍器で頭を打たれたような衝撃が走って
頭が真っ白になった
爆｢〜〜っ！なんだよそれ！
もう一緒にピアノ弾けなくなるのかよ！
Aねーちゃんだけ残ればいいじゃねぇか！｣
『私も寂しいけどさ、慣れてるし仕方ないよ
それに爆豪くんヒーローになるんでしょ？
私もヒーロー目指してんだ
だからきっとどこかで会えるよ』
今にも泣き出しそうな顔でそれでも笑って言ったので
おれも泣きそうになるのを我慢した
爆｢おれはあのオールマイトをも
越えてＮｏ．１ヒーローになる
そんでオネーサン迎えに行っから
見つけやすいように強ぇヒーローになれよ！！｣
『まぁ私の方が強ぇんだけどね？
爆豪くんならほんとにやっちゃいそうだ
でも次会える時にはその泣き虫治さなきゃだな』
泣き虫ヒーロー
といつものにやけ顔でツンツンされた
それからAねーちゃんが引っ越すまで
レッスンがある日もない日も
Aねーちゃん家で2人でピアノを弾いた
そしてAねーちゃんは行ってしまった。
これまで生きてきた中で1番楽しい2年だった
その分反動は大きい
楽しみでたまらなかった音楽教室は
Aねーちゃんが居ないので通う意味がなく
少しドラムを叩かされた後は
面白みを感じ無かったのですぐに辞めた
中学に上がってもこれといって面白いことも無い
だがヒーローを目指すのに変わりはなかった
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てり(プロフ) - ほたてさん» 素敵だなんて言って頂けて嬉しいですありがとうございます🥹これからも頑張ります☺️ (1月14日 0時) (
レス) id: 3043a66a2b (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - チビかっちゃん可愛すぎて悶えました😭✨ 素敵な小説ありがとうございます！！応援してます！！ (1月11日 0時) (レス) @page50 id: 5996808965 (このIDを非表示/違反報告)
てり(プロフ) - やぁでぅんさん» 好みいただきました！ありがとうございます頑張れます🫶🏻これからもかっちゃんはオネーサンの掌でコロッコロの予定ですのでお楽しみに🥹 (12月22日 23時) (レス) id: 54c7f690bb (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - え！めっちゃ好みです！年上に翻弄されるかっちゃんを見れてマジ嬉しいです😃！ありがとうございます！これから更新頑張って下さい！！✊ (12月22日 0時) (レス) @page37 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
てり(プロフ) - かのザウルスさん» 私の作品で新しい扉開いちゃって下さりありがとうございます🥹滝涙です、ぜひ可愛い爆豪くんに沼って下さい！ (11月27日 16時) (レス) id: 54c7f690bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てり | 作成日時：2023年11月15日 18時
