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「うん、変かなあ?」
『や、めっちゃいい!俺そっちの方が好きかも』
「あ、ほんとっすか」
あ、ほんとっすかの白々しさは私にしかわからない。
特に、あ、の部分が白々しい。
そりゃバッチリ事前情報ありで染めたもんな。
ありがとう雑誌さん、本当だったね。
『俺も染めよかなあ〜』
「次は何色?」
『んん最近ずっと明るかったからなあ〜』
どんなんがいいと思う?という質問になんとなく
「神ちゃん白いし、暗い色も似合いそうだね」
と提案しておいた。
コンサートでは新しい髪色が見れるのかな、楽しみ。
コンサートといえば、アイドルのコンサートに行ったことがないからどんな雰囲気なのか想像がつかない。
浮かないかな私。
若い子達に囲まれて絶対浮くよね?大丈夫?
「ねね、コンサート行く前に勉強しておいたほうがいいことある?」
本人に聞くのは忍びないんだけど、と一言付け足すと
『うーん、ネタバレなるからそんなに詳しいことは言えんけどお…』
真っ直ぐ前を見ながら考え込む神ちゃんが
あっ、じゃあさあと続ける
『今までのDVDみにくる?』
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作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=ssecret777&scr=novel/tetetetetete1... 作成日時:2019年11月2日 14時