今日:5 hit、昨日:25 hit、合計:157,102 hit
小｜中｜大
. ページ13
「神ちゃん、今日は本当にありがとう〜」
『や、全然ええよ』
じゃあまた、と手を振ろうとするも車が出る気配はない。
あれもしかして眠気今きちゃってる？
神ちゃん寝ちゃってない？？
不思議に思って神ちゃんの顔を覗くと
『ばいばい、寂しかったん？』
「っえぇ？」
急な質問に動きが止まる。
なんだその質問、なんて答えるのが正解なの。
意図が読み取れない表情の神ちゃんを見つめて、正解の回答を探した。
でも結局いい答えは見つからない。
まあでも友達同士でも寂しいとか言うもんな、別に変じゃないか。
素直に１回頷いて見せる。
『ふふ、そうなんかあ、そっかそっかあ』
あたしの返事に満足したのかニコニコな笑顔を咲かす神ちゃんに『ちょっときて』と車に近づくよう呼ばれる。
「なんです…んっ」
『かあわい』
「え、ちょ」
『おやすみい』
軽くキスを落として、頭を2回ポンポンと撫でた神ちゃんはさっきと変わらないニコニコ笑顔で帰っていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=ssecret777&scr=novel/tetetetetete1... 作成日時：2019年11月2日 14時
