近頃幼馴染の様子がおかしい【JK】

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告白現場に遭遇して遅れてしまったというテヒョン先輩。たしかに第三会議室までは人通りが少ない。通り道でするのはどうかと思うが。




｢それでこっそり見てたんだけど付き合ったみたいだよ。めでたしだね｣

｢知らない人が誰と付き合ってても興味ないよ。ね、Aちゃん｣

｢えっと、そうですね｣

｢え、つめたくなーい？｣




ぶー、と言って不貞腐れ机に項垂れるテヒョン先輩。先輩らしい先輩かといえばどちらかというと子供っぽいがそこがかわいらしいなと独り言ちる。




｢そういえば今日は週末に作る料理を決めようと思うんだ。Aちゃん何か作りたいものとか食べたいものある？｣

｢オレの意見はー？｣

｢テヒョンは何も出来ないんだから大人しくしてて｣

｢ぶー｣




そしてまた不貞腐れるテヒョン先輩。うん、かわいい。


作りたいものを考えてみるけど自分が食べたいものは特に思いつかない。

そういえばジョングクは小学生のころ辛いトッポギが好きだったような。今も好きかどうかはわからないけど作って持って行ってあげたら喜ぶかもしれない。




｢トッポギとかどうですか？ソース作るだけで簡単だし誰でも作れますよ｣

｢最初だしそれでいいと思う！予算も削減できるしね｣

｢オレチーズトッポギがいい！｣

｢いろんな味作りましょう｣




こうしてとりあえず作るものは決まった。たまに家でも料理はするけれど家族以外と一緒に何かをする機会はほとんどなかったので少し、いやかなり楽しみだ。


買い出しは各自ということになったが、余計なものを買うだろうからとテヒョン先輩には任せないらしい。


この部はあくまで同好会なので部費は支給されないらしく自費で材料費を賄わなければならない。なるべく単価が安いものを買うのがいいのだが、テヒョン先輩は好きな物をどんどん買ってしまったという前科があるらしくそれ以来買い出しは任せないらしい。まだ会って間もないがテヒョン先輩らしいなと少しほっこりした。




｢今後連絡することも多いと思うからAちゃんのカトク教えてもらっていい？｣

｢オレにもー！｣

｢カトク…あ、すいません。私ケータイ持ってないんです｣

｢｢え｣｣






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