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私はその辺にいたタクシーに飛び乗った
「おじさん、〇〇病院まで、、早く、」
泣きながらそう言う私に運転手さんは驚きながらも出発した
私はずっと祈っていた
今の私には祈ることしかできないから
もしも神様がいるならば
きっとぐうを助けてくれる
そう思うことしかできなかった
止まらない涙を必死に拭いていると
おじさんが何も言わずにティッシュを差し出してきた
そのおじさんの優しさにも今は胸が痛くなる
「おじさん……ありがとう…」
「お嬢ちゃん、きっと大丈夫だよ」
知らないおじさんから言われた
”大丈夫”
この一言は私を少し救ってくれた
「そうだよね…大丈夫だよね…だって昨日だって一緒にゲームしたもん……あんなに笑ってたもん…さっきだって電話してたんだよ？…」
「うん、大丈夫だ」
「私の彼ねすっごい過保護なんだ…グスッ…私のこと大好きでね……だから大丈夫だよね……ぐうが私のこと１人にするわけないもん…」
「お嬢ちゃんも彼のこと大好きなんだね」
「うん…大好き…私ぐうが大好き……」
「なら大丈夫だよ、お嬢ちゃんが彼のこと信じてあげて」
おじさんのおかげで少し元気付けられたかもしれない
話していると病院に着いた
私はお金を払っておじさんにお礼を言ってドアを開けて飛び出した
ぐう…どこにいるの…
私はとりあえず走った
どこに行けばいいのかもわからずに
するとたまたますれ違ったお医者さん２人の会話に私は立ち止まざるを得なかった
「さっき運ばれてきたチョンさん…もう助からないみたいだよ」
「可哀想だな…まだ若かったのに」
え？
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しおりん - こういう感じすごい好きです。 (2019年4月18日 18時) (
レス) id: bb467e01e7 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - こうゆう感じめっちゃ憧れる~ﾜﾗ スゴく面白かったです！ (2019年2月28日 21時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)
mayu - めっちゃ、よかったです！キュンキュンしました。これからも頑張ってください！ (2018年5月1日 19時) (レス) id: b49fe59870 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 妄想で久しぶりにたくさん笑いました！ (2018年3月26日 21時) (レス) id: 3d969a89cb (このIDを非表示/違反報告)
すず - すごい面白かったです！ (2018年3月26日 21時) (レス) id: 3d969a89cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かな
| 作成日時：2017年4月7日 22時
