幼なじみブランド〜JK〜

＊(JKside) ページ19

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「お前俺のこと何もわかってねえ、幼なじみだからって何もされねえなんて思うな」








「しかも何だこの服、誘ってんのか」






そう言ってAのショートパンツから見えている足を指でたどる









するとAが涙目になりながら「ぐう…？」と言う









「お前が俺のこと男って思ってなくても俺がお前を女って思ってるかもしれねえじゃん」






そしてAに近づいていく






するとAが目をギュッと瞑った






俺は唇が当たる寸前で止まり少し震えるAの頭をクシャクシャと撫でて体勢を直した








「ごめん、」





と言うとAはゆっくりと目を開け






「ぐうのバカ」






と涙を流しながらそう言い帰って行った







はあ、





「何やってんだよ俺」






何泣かせてんだよ







泣かせるつもりはなかった






ただ







男として見られてないのに無性に腹が立った







そのテヒョン様とやらに負けてることも







俺はこんなにあいつの事ばかり考えてるのに







あいつの事になると余裕も何もなくなるのに








「遅えよ」







気づくのが遅すぎた






ほんとはずっと前からのはずだったのに







もっと早く気付けていれば今だってAを泣かせることはなかった









Aへの感情が恋愛感情ってことに

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