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「分かった。」
自分の持っているクナイを全て地面に置きながらそう言うと、
キバ「でもお前っ!」
この状況であたしを始末するってことは、反発してきたカカシを拘束し、それに反発するナルト、九尾を拘束、、。
とりあえず束縛したいってことね。
それほどにサスケ抹殺を邪魔されたくない理由があるのか?
「一つだけいいかな?···ザクは襲撃なんて考えていない、立派な木の葉の英雄よ。あたしはどう思われてもいいけど、死んだ者を侮辱する事は許さない。」
今のあたしは死ぬことに対して全く恐れていなかった。もう覚悟していた。
あたしをこの里に置いてくれた三代目、綱手様が優しかっただけで、ダンゾウが思うように捉えられても仕方のない事だ。
この後、あたしが異世界の者と知った仲間達の中にも、ダンゾウのようにあたしが襲撃者と考える人は出てくるかもしれない。
でも今は、里の皆に仲間であるあたしを殺させるなんてことさせたくない。
きっと、ダンゾウはあたしがこんな風に考える事も想定済みだろう。だから上忍のあたしに対して手下をたった一人だけ向かわせた。
とにかく死ぬ前に自来也様の事を伝えなきゃ。
でも、ペインは自来也様の元弟子って言ってた。ダンゾウに自来也様が生きていることを知られてはいけない気がする。
ゆっくり歩いてカカシの少し前に立ち、手を後ろに持っていき根の暗部に見えないように、指文字で『スイセイ』と表した。
伝わっただろうか。よろしくね、カカシ。
キヨミズさん、キイカちゃん、自来也様、必ず戻ると行ったのに行けなくてごめんなさい。
綱手様、どうか早く目を覚まして下さい。
サクラとはちゃんと仲直り出来なかったな。
ナルトとサスケも仲直り出来るといいな。
皆、ありがとう。
根の暗部の元へ近づくと、後ろを向いて膝をつけと言われその通りにする。
キバ「お、おい、うそだろ··」
少し沈黙が続く。
後ろに立つ根の暗部からクナイを振り上げる音が聞こえ、死を覚悟した瞬間、見ないようにしていた場所から大きな声が響いた。
カカシ「____________っ!!」
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てた(プロフ) - banana様、コメントありがとうございます!ぜひこれからもよろしくお願いします* (2020年12月12日 8時) (レス) id: eb07f08e0b (このIDを非表示/違反報告)
banana(プロフ) - とてもいい作品でした。続き楽しみにしています。 (2020年11月30日 0時) (レス) id: 7994b8d3a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てた | 作成日時:2019年12月11日 20時