運命5 ページ37
亡くなった報告を受けてから、誰も病室に入れずに何日たったか分からない。
今 私は、ザクの墓の前にいる。
「本当にここにいるの？」
もちろん返事はあるわけなくて。
「遅くなってごめんね？まだ本調子じゃなくって。あっ！車椅子に乗って、点滴繋げたまま来ちゃったから”お前本当に医療忍者かよ”とか思ってるんでしょ〜。」
優しい風が吹く。
「ねぇ、何があったの？
中忍になったばっかじゃん。大蛇丸も一緒に倒すんでしょ？帰ってきたら話の続きするって•••言ったじゃんか•••。
もっと、早くザクの気持ちに気付いてたら•••、あたしがすぐに返事してたら、生きてた？」
分かっていた。私とザクが初めて出会ったあの中忍試験のあと、本当は大蛇丸に利用されて死ぬはずだったこと。
私が助けたことで、展開が変わったんだろう。
でも、でもやっぱり、、私が何をしたところで、、
「死ぬ運命は変えられないの？」
それから何時間そこにいただろうか。そろそろ病院に戻らないと、怒られるかな。
ボーッとしていると、
？「大切な人を失う辛さは忍の世界にはつきものだ。」
「誰ですか？」
全く気配を感じなかった、、。
？「わしはダンゾウと申す。」
ダンゾウ、、。確かヤマトさんが言っていた、大蛇丸に火影直下の暗部構成リストを渡そうとし、サスケを暗殺するよう命じた男、、。
「あたしに何か用ですか？」
ダンゾウ「大蛇丸がそやつが生きてることを知って野放しにするはずがなかった•••。
三代目の意志を引き継ぐ綱手姫の甘さが、死に導いたと言っても良いくらいだ•••。」
「甘さ•••。」
ダンゾウ「お主と共に行動しておけば、大蛇丸などにやられる事はなかった•••。一緒に倒すと約束しておったのだろう？」
「なぜそれを••。」
ダンゾウ「お主の力は知っておる•••。そやつとお主が力を合わせれば叶わない夢ではなかった。そして木の葉の為になっただろう。しかしお前のパートナーは死んだ。」
「っく•••何が言いたいっ！」
ダンゾウ「わしの元で修行に励み、わしの言う通りにすれば、お前一人でも叶うと言う事だ。
どうだ？根の暗部に配属する気はないか？」
「あたしが•••根の暗部に•••？」
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食人(プロフ) - うっ…フラグっぽいなとか思ってたけど本当に死んじゃうとは……ザク推しなのでめっちゃ悲しい… (2022年5月5日 2時) (
レス) @page38 id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
てた(プロフ) - Lunaさん！ありがとうございます！また書き始めたのでよろしくお願いします！！ (2019年12月10日 16時) (レス) id: eb07f08e0b (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 面白すぎて一気に読みました！ナルトのトリップ系はあまりないので、ありがたいです！是非続きが読みたいです！お待ちしております！ (2019年12月1日 3時) (レス) id: 31568f04b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てた | 作成日時：2019年6月17日 16時
