天地橋6 ページ26
この冷静な喋り方とニヤッと笑う顔。怒りで爆発しそうだ。
カブト「あぁ、君がそのゴミを拾ってくれたくノ一だっけ?っふっふ、随分と弱そうな女の子に拾われたもんだね•••。」
ザクがカブトのほうへ向かおうとしたが、ザクの前に手を伸ばし止める。
「それ以上、ザクをゴミ呼ばわりすればお前を今ここで殺すよ。」
カブト「ザクか。そうそうそんな名前だったね。もう忘れていたよ。なんたって、捨てられるはずのゴミだったからね。」
拳にぐっと力ををいれるが、そんなもんで我慢出来そうにない。
クナイを取り出し、自分の左手の甲に突き刺した。
ザク「A!」
「ふぅ。ザクと約束したからね、冷静にならなきゃ。それにこんな奴には興味ないし•••」
ドカン!!!
大蛇丸とナルトが戦っている方からものすごい爆発が起こり、
そして九尾化したナルトが目の前に飛んできた。
ナルトに繋がった劔の先には首が長く伸びた大蛇丸の姿。
カブト「これじゃ忍者の戦いというより、まるで化け物同士の戦いじゃないか。っふふ•••」
サクラ「ナルトっ。」
吠える度に地響きが起こるその姿はまるで小さな九尾そのもの。
もう意識がないようだ。なぜあんなチャクラをまとって動けるの?
サクラが涙を流してナルトに駆け寄る。
ヤマト「待て!サクラ!今のナルトに近づくんじゃない!」
サクラ「ナルト!もういいから!サスケ君は私が助け出してみせる!だからナルトはもうっ!」
やばい!このままじゃサクラが!
ドンっ!!
「うあぁっ!」
ギリギリの所でサクラを投げて、ザクがサクラをキャッチするよう支えた。
が、九尾化したナルトの尾がAを投げ飛ばしたのだ。
ヤマトがすぐさま木遁でナルトをおさえる。
背中が焼けるように痛い。いやもう焼けてるんじゃないのか?
重たい一撃をくらって痛みで起き上がることが出来ない。
ザク「Aっ!!っくそ!」
ヤマト「待つんだ!今近づけば君も!」
ザク「知るかよっ!」
ザクに抱えられて、皆がいる場所に戻る。
するとカブトがゆっくりとこちらに歩いてきた。
ヤマトさんがカブトを木遁でおさえる。
ザク「てめぇ!Aにそれ以上近づいたら殺すぞ!!」
座った状態で、Aを抱きしめ、もう片方の手のひらをカブトに向けたザクがそう叫んだ。
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食人(プロフ) - うっ…フラグっぽいなとか思ってたけど本当に死んじゃうとは……ザク推しなのでめっちゃ悲しい… (2022年5月5日 2時) (レス) @page38 id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
てた(プロフ) - Lunaさん!ありがとうございます!また書き始めたのでよろしくお願いします!! (2019年12月10日 16時) (レス) id: eb07f08e0b (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 面白すぎて一気に読みました!ナルトのトリップ系はあまりないので、ありがたいです!是非続きが読みたいです!お待ちしております! (2019年12月1日 3時) (レス) id: 31568f04b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てた | 作成日時:2019年6月17日 16時