護衛5 ページ30
カカシside
イチ「約束？」
モモ「少しでも多くの人を笑顔にしよって。」
イチさんは黙り込んで、下を向いた。
イチ「モモ•••」
モモ「イチ、またやり直•••」
グサっ
！
「モモさん！！」
イチがモモのお腹をクナイで刺してすぐにAがかけよる。
俺はそれと同時にイチさんを捕まえる。
イチ「お前なんかが人を笑顔にするだと？図に乗ってんじゃねーぞ。俺だけの”物”になればいいんだよ！人形として可愛がってやろうと思ったのに残念だなぁ。」
カカシ「ちょっと黙っててくれるかな。」
ドンっ
俺はイチを気絶させた。殺してもいいくらいだが。
「モモさんっ、モモさん！くそ、傷が深いっ！」
モモ「A•••。モモは•••」
「助けるから今は黙ってて。」
長い時間、医術を施したあと、モモさんは一命を取り留め今は寝ている。
「よかった•••。」
寝顔を見ながら、そう呟くA
カカシ「よくやったな。」
「誕生日に死なせるわけにはいかないですからね。•••あれ••。」
カカシ「どうした？」
「いたっ•••うぅ•••。」
また頭を抑えるA
まさか記憶が、、！
カカシ「A？！大丈夫か？」
「•••大丈夫、です。」
次の日、モモさんは目を覚まして一緒に木の葉に帰ることになった。
イチは暗部に頼んで牢獄にいれてもらった。
「モモさん痛いところない？」
モモ「ない••。しいて言うなら胸が痛い。」
Aの背中でそう呟く元気のない声。
「モモさん•••。」
モモ「イチはあんな人じゃなかったんだよ。すごく優しくて、ずっとそばにいてくれた。家族みたいな人だった。」
おそらく、ずっとそばに居たからこそ、彼女を好きという純粋な想いがいつしか、嫉妬心や我慢する気持ちが邪悪な想いに変えてしまったんだろう。
すぐに気持ちを伝えていれば、そうはならなかったかもしれない。
幼い彼女が大人になるまで待たなきゃという真面目な人だったからこそ、彼を変えてしまった。
すぐに気持ちを伝える、か、、。俺も、、。
木の葉について、モモさんは病院へ
俺たちは報告書を書いて火影邸へ向かう。
カカシside終
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作者名：てた | 作成日時：2019年6月2日 11時
