口寄せの術 ページ22
「ったく、修行中に怪我するとかバカすぎ！」
ナルト「うるせーってばよ！俺ってば早く強くなりたいの！エ◯仙人もどっか行っちまうし•••。」
薬草を探していたら、たまたまうずくまっているナルトを見つけて、ナルトの家まで運び治療をしている。
左足首が真っ青になり腫れ上がっていたのだ。
「だいぶ良くなったけど、この腫れが治るまであまり足に負担かけないで。ということで今日は自宅待機！」
ナルト「えぇー！！やだやだ！！」
「そっか、じゃあ切断してあげるねー」
ナルト「はい大人しくしときますってばよ•••」
「よしよし」
ナルトの頭を撫でる。
ナルトの事だからすぐ治るだろう。
「チャクラ練る修行でもしときな！じゃあね〜」
ガチャ
ナルトの家を出ると、丁度階段をのぼってきたカカシ。
カカシ「あれ、なにしてんのA。」
「怪我したナルトの治療してました！カカシさんは？」
カカシ「俺はこれを届けに、ね。」
手に持っていたのはサラダ。野菜不足のナルトに用意したのだろう。
「優しい〜！じゃ、あたしはこれで。」
カカシ「ちょっと待ちなさいよ。これ渡したらすぐ来るから。」
ナルトにサラダを玄関先で渡すと、えぇ〜！いらねぇってばよーと言うナルトに無理矢理押し渡したカカシが戻ってきた。
「何か？」
カカシ「いや久しぶりだからね、元気かなって。」
あのお泊り以来、カカシと会うのは2週間ぶりほどだった。
「元気ですよ！最近は奈良家にお邪魔して薬草の資料を勉強させてもらったり、里の外までそれを取りに行ったり。」
カカシ「だから最近会わなかったわけね。それより髪切った？」
肩下まで伸びていた髪を、あごのラインまで切って癖毛の髪は綺麗に内巻きにくるんとなっている。
(前髪は眉毛が隠れるくらい)
「切りましたよー！」
カカシ「似合ってるよ。」
頭を撫でるカカシ。
その手をとり、顔の前に持ってくる。
「カカシさん親指切ったの？」
そう言いながら医療忍術で治していくA
カカシ「さすがよく気付くね。今日の任務で口寄せ使ったあとに野菜切るとき同じ指切ったの。」
おっちょこちょいなことをサラッとかっこよく言うカカシw
「あ！口寄せあたしもしたいカカシさん！」
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作者名：てた | 作成日時：2019年6月2日 11時
