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「野菜はあたしが切ろうかな〜」
トントントントン
カカシ「さすが、手際良いね。」
他愛もない会話をしながら料理が完成した。
(何の料理かはご自分でお決めください♡)
カカシ「いただきまーす」
「いただきますっ！あっ。」
カカシ「なーに？」
「久々マスク取ったの見ました！」
カカシ「あぁ、あの時はまさかバレてるなんて思わなかったからねぇ。俺もまだまだだね。」
「他のみんなは分かってなくて可愛かったなぁ〜！」
その後は美味しいねーなんて言いながら食事を終えて、片付けも済ませた。
ギシっ
カカシがベッドに座ると沈黙が続いて少し気まづい雰囲気になる。
「あぁ、あっ！これって小さい頃のカカシさん？」
何か会話を見つけなきゃと、写真立てを指差す。
カカシ「あぁ、そうだよ。」
「この人確かナルトの•••」
カカシ「ん？そっかAはナルトの監視してたから知ってたんだっけな。」
「はい。この2人は？」
カカシ「うちはオビトと野原リン。もう皆、木の葉を守った英雄だ。」
「リン•••」
何故か聞き覚えがあるその名前を無意識に呟く。
カカシ「•••どしたー？」
「あ、いえ！うちは一族なんですね。その目はこのオビトって人の？」
カカシ「あぁ。俺をかばって落ちてきた岩に体半分を潰されたんだ。」
落ちてきた岩？
「その時に移植を？オビトさんの死体はないの？」
不謹慎だと思いながらも気になってしまう。
カカシ「移植を終えたあと、たくさんの岩につぶされたんだ。綺麗につぶれてしまって”なくなってた”よ。」
その言葉に違和感を感じる。
「そうですか。でも今はその目になって生きてるんですね！」
カカシに近づき、額当てをずらす。
前とは違い抵抗しないカカシ。
写輪眼をじっと見つめて頬に手を添える。
カカシ「なーに？」
「もう昔のカカシさんじゃないね。まるで大切なものが出来たみたい。涙も出ないですね！」
カカシ「こらこら、大人をからかうんじゃないよ。」
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作者名：てた | 作成日時：2019年6月2日 11時
