サクラ ページ1
シカマル「なぁ、思うんだけどよ。班に1人は医療忍者をつけた方が良くねぇか？」
一緒に茶屋に来たシカマルが真面目な事を言う。
あのサスケ連れ戻しの任務から少し変わったような気がする。
「それは綱手様が1番分かってるよ。綱手様も昔、同じことを挙げたからね！それにあたしも•••。でも医療忍者を育てるのって難しいんだよねぇ•••」
シカマル「そんなにか？」
「戦闘タイプとは違うからさ、それに膨大な知識も必要だし、何よりも医療忍者には大事なものがあるから。」
シカマル「大事なものねぇ。」
頬杖をついてお茶をすするシカマル。
サクラ「A！！」
自来也様とナルトと共に大蛇丸の調査任務へ出かけたサクラ。
里に帰ってきてすぐに私の所へ来たようだ。
少し息切れをしてやっと見つけたという表情をしている。
「おかえりサクラちゃん。どうしたの？何かあった？」
サクラ「私、医療忍者になりたい！！」
大蛇丸について聞いたつもりだったが、まさかの回答に驚いた。
サクラの表情はいつになく真剣で。
ナルトとサスケを想っているのだろうか。
シカマル「噂をすれば何とやらだな。じゃ、俺は行くぜ。」
「うん、シカマルまたね。サクラちゃん行こっか。」
頭に？マークを浮かべるサクラを連れて火影室をノックする。
綱手「入れ。」
「失礼します。以前話していた件、やはり春野サクラを推薦しようかと思いまして、お連れしました。」
サクラ「え？どういう事？」
「綱手様に弟子入りしたらどうかってね。
サクラちゃんの頭の良さ、昔のあたしより優れたチャクラコントロール、根性もあるし、そして何より•••変わりたいというその気持ち！」
サクラの顔がキリッとなる。
綱手「あたしは甘くないよ？」
サクラ「はい！」
「よし、サクラ！綱手様も忙しい身、あたしも中忍になったしあまり時間は取れなくなるけど、今から基礎を説明するからついてきて。」
こうして、サクラの弟子入りが決まった。
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作者名：てた | 作成日時：2019年6月2日 11時
