波の国 ページ8
迷子ペットの捕獲任務が終わり、報告へきた私たち。
ナルトがすっげー任務がやりてぇの！！とのことでお酒くさいおじいちゃんの護衛を任された。
命をかけて超護衛してもらうってなんかギャルみたいな言い方だなと思いながら部屋を出ようとすると、
三代目「A、お主はここに残れ。」
「え？あたしは行かなくていいんですか？」
三代目「お主には他の任務を受けてもらう。」
「わかりました。どのような内容ですか？」
三代目「火の国の小さな村で子供が行方不明になったと報告が届いておったのじゃが、ワシらは誘拐ではないかとにらんでおる。」
「誘拐？」
三代目「うむ、丁度、先程カカシたちが向かったところの隣の島国で子供の売買が行われるという噂がたっておるのじゃ。」
「それがその子ではないかということですね。」
三代目「いかにも。」
「あたしの役目は？」
三代目「これはあくまでも噂に過ぎん。しかし事実であった場合に備え、暗部に任せるつもりなのじゃが•••。」
「子供の囮が必要ということですね。」
三代目「相変わらず察しが良いのぉ。その通りじゃ、本当に売買が行われるのであれば、その近くを当てもなく歩く子供に目をつけるに違いない。
その行方不明の子かどうかを確認次第、合図を送ってほしいのじゃ。」
「分かりました。」
三代目「暗部の者を3人つける。頼むぞA。」
そして私は額当てを外し、シズネさんに買ってもらった服を着て里をあとにした。
シズネさんが選んだのは、白の浴衣で、紫色の帯だ。
丈は少し短く、膝下くらいの長さだ。
髪は前よりも伸びたので、束ねて団子にした。
「見えちゃうな•••」
首の傷をなぞる。まぁいいだろう。
ナルトたちとは違うルートのようで、何事もなく、あっという間にその島国に着いた。
暗部「行方不明になった子の顔写真だ、覚えろ」
「はい。」
暗部「その子を見つけたとき以外にも、何か危険なことがあればすぐに合図をだせ」
意外と優しいんだなぁと思いながら売買が行われるであろう場所に着いて、服と髪を少し乱れさせる。
男「お嬢ちゃん、一人でこんな所でなにしてんだい？」
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作者名：てた | 作成日時：2019年5月17日 23時
