番外編(誕生日)4 ページ22
サクラside
「なにしてんのこんなとこで〜〜って追いかけてきたのか。そりゃそうだよね。ごめんね？」
てへっと笑うAはいつものAで。
サクラ「あ、あの•••私••。」
「本当にごめんね。大人気なかった。お祝いしてくれてありがとう。」
少しうつむいて片方の耳に髪をかけるAは本当に大人に見えた。
「ナルトとサスケにも謝らないとな〜！」
サクラ「••••A。」
“誕生日”が嫌いな理由を聞こうとしたけど、
お願いだから聞かないでって顔してるように見えて、、。
「•••ん。」
サクラ「私、Aの事なにも知らない。」
「うん•••えっとね•••実はたんじょ•••」
サクラ「好きな食べ物教えて！！！」
「た、食べ物？？」
サクラ「好きなものとか嫌いなものとか、そういうことから知っていきたいの。仲間だから！」
「ふふっ、そうだね。そうだな〜？魚が好きで〜甘い物が苦手で〜本を読むのは好きだけどじっとしてるのは嫌いかなぁ〜•••あとは•••」
サクラ「あぁあぁ！！！！！！」
「え？！なにっ？！」
サクラ「やっぱり運命の相手って！！」
「へっ？」
カカシ先生が言うように、過去に何があったのか、Aから心から話せるまで待とうと思った。
教えてくれたら、運命の相手教えてあげよっかな！
サクラ「しゃんなろー！まさかあの人だなんて！」
「なんなの？！」
Aは占いで言っていたことを完全に忘れていたのだった。
(ナルトの家)
ナルト「ねぇーねぇーカカシせんせぇー飯食わねえの？？」
カカシ「もう食べたけど？」
ナルト「なーにぃ？！いつのまに！！俺ってばあんま食べてないのに！！」
サスケ「っ！何かの術か？！」
カカシ「何言ってんのお前ら。それより、Aのことだけど•••」
ナルト「なんかよくわかんねぇーけど訳ありなんだろ？別に気にしてねぇってばよ。」
サスケ「誰にでも言いたくないことの一つや二つはある。」
カカシ「さすが、俺の部下だね。これ片付けるか。」
ガチャ
サクラ「帰ってきたわよー」
「みんな、ごめんね。ありがとう。」
皆は何も聞かずにおかえりと言った。
飾り付けも片付けられていたおかげか、居心地は悪くなかった。
サクラ「あぁ〜お腹すいたぁ！って•••なにもない！ナルトね！このバカナルト！」
ナルト「いてっ！俺じゃないってばよぉ？！」
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作者名：てた | 作成日時：2019年5月17日 23時
