パン屑89個 ページ42
精霊魔神とは、黒魔術に分類される魔術を司る精霊神
強い力を持つ反面、精霊神とは違い 人間に干渉することが無い
殆どが呼び掛けにも応じないし、力を分け与えもしない
つまり、精霊魔神達が今回のような事を起こす確率は
極めて低いということになる
『⋯だがそこまで来ると、愈々根源は絞られるな……』
ﾄﾓ｢うん…でも、そんな事有り得るはずもないんだよね…｣
ｺﾝ｢まあねぇ…そう言いたくなるのは分かるけど、現に有り得ない現象が起こってる訳だしさ？わんちゃんあるよね｣
Na｢あの……？｣
話に夢中になって、半分くらい存在を忘れていた白尾団
その先頭に立つNakamuが、恐る恐る声をかけてきた
6人の顔は、一目で分かる程困惑に染っている
まだまだ子供なこいつらには、かなり難しい話だったな…
『悪いな、難しい話ばかりで』
Na｢ぁ、いえ！それは全然大丈夫なんですけど…｣
ﾄﾓ｢てか、そうだよね！
俺だけ自己紹介してそっち聞いてなかったよね！｣
『そうだな…俺が隊長を勤めてる、魔術前衛部隊｡白尾団だ
左から、Nakamu、Broooock、シャークん、きんとき、スマイル、きりやん｡全員が人狼の血を引いてる』
名前を呼ぶと、1人ずつ会釈をする
⋯Broooockは、Nakamuが頭を下げさせてたが…
紹介を終えた6人は、何か言いたそうにそわそわしていた
それに気付いたのか、ともさんは小首を傾げて見せた
ﾄﾓ｢どうかしたの？｣
Na｢あ、いえ！全然大丈夫です！｣
ﾄﾓ｢そう？何か言いた気だけど…｣
『⋯気を使わなくていいんだぞ』
こいつらの事は分かってるつもりだ
言いたくても、空気を読んで言い出すことをしない
悪いことではない｡ただ賢く生きているだけ
でも、ともさんが居るこの空間で、何か言いたい事があるのなら、そのタイミングを作ってやるのも、俺の仕事の内だろう？
Na｢いや…あの……話が逸れちゃうんで大丈夫です！｣
ｷﾘ｢⋯俺らが人狼の一族っての知って、大丈夫なんすか？｣
誤魔化したNakamuに反して、痺れを切らしたきりやんが
1歩前に出てそう訊ねる
少し膨れる尻尾と ピンッと立った耳は、警戒を物語っていた
ある種の恐怖とも取れる表情に、俺はきりやんの頭を撫でる
不思議そうな顔をして耳を折るきりやん
⋯少し可愛いと思ったのは、秘密だな
『悪いがともさん
こいつらを魔法管理機構に送るのは却下だからな』
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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» コメントありがとうございます｡一段落着いたら、カウントをパンの個数にするのも、ありですね…とくめいさんも、体調気をつけてください｡これからも是非、よろしくお願いします (2023年3月2日 18時) (
レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。続編きちゃーー！！パン屑でパンが作れそう(？)体調に気を付けて下さいね！^^このお話がもっと評価されますように… (2023年3月1日 17時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：_teto__teto_ | 作成日時：2023年3月1日 16時
