パン屑87個 ページ40
『あれ…ともさん、ですか？』
見覚えのあるその人に尋ねると
嬉しそうな笑顔を浮かべて立ち上がった
ﾄﾓ｢あ、そうそう！覚えててくれたんだね！｣
『まぁ…あそこに入荷してくれる人は貴方くらいだったので…』
ともさんは、パン屋に居た時に食材を運び入れてくれていた
云わば商会の頭
その関係で何度か話したりはしていたが…
そんな人がここで何をしているんだ？
ﾗ｢あ、そこ面識ある感じ？｣
『⋯パン屋の時にな…』
ﾄﾓ｢あははwまああれは表向きの顔でね…｣
ｺﾝ｢本題入ります？｣
『本題？』
ﾗ｢まあA達も入りなよ｣
机を挟むようにして座っているらっだぁとともさん
らっだぁの後ろに立つと、白尾団は俺の後ろに続いた
先程は見えなかった机の上には、地図が1枚と
他の資料が何枚か見えている
地図に書かれている線は、海を渡るように引かれていた
ﾗ｢まあ…紹介しとく？｣
『⋯あぁ…白尾団は知らないだろうし…
表向きのってことは、裏の用事でここに来てるんですよね？』
ﾄﾓ｢そうなんだよねw
改めまして、赤髪商会のトップをしてます｡ともって言います
でも今回は、魔法管理機構の一員として来ました｣
"魔法管理機構"
世界中の魔術師、魔法使い…その他の、魔術に関する全てを
管理、監視、処罰する機関｡1人1人の能力は等しく高いが
中にはただ年の功に胡座をかいてるバカもいる
まあそれは、何処でも変わらないことか…
禁忌や禁術が使われた際には逸早く感知し
捕獲、懲罰などの始末もする｡と、聞いている
一般の商会の、人間に紛れる魔術師だと思ってたが…
存在しか知らない、霧のようなものが近くに居たのかと思うと
如何に管理機構が、そしてともさんが有能か分かる
ﾗ｢成程ねぇ…で？なんの話で来たの？｣
ﾄﾓ｢まずはこれ見て欲しくて…こっちの地図の、ここ
前に行った時は村があったんだ｡小さな村だけどね…
村長さんも含めて、60人弱くらいかな…｣
指が示すのは地図の左端｡中央から少し上の場所
丸で強調されたそこは、村があるとは思えない色に染っている
それが何を示すのか…考えなくても予想は着いた
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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» コメントありがとうございます｡一段落着いたら、カウントをパンの個数にするのも、ありですね…とくめいさんも、体調気をつけてください｡これからも是非、よろしくお願いします (2023年3月2日 18時) (
レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。続編きちゃーー！！パン屑でパンが作れそう(？)体調に気を付けて下さいね！^^このお話がもっと評価されますように… (2023年3月1日 17時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：_teto__teto_ | 作成日時：2023年3月1日 16時
