パン屑78個 ページ31
ゾムの依頼で届いた医療器具により
Aの回復は更に速さを増した
既に会話が問題なく行われるようになると
子供達やNakamu達、幹部達が順番に顔を見せた
各々と会話をしていれば、あっという間に数日が過ぎ
Aの体は、傷跡を残して全快した
ﾗ｢ほあー…はっやww｣
『俺も驚いてる…』
ﾗ｢まあいい事だよwちゃんと生きてる証拠だし｣
『⋯あぁ』
胸に手を当てると、確かに鼓動を感じる
あの人形は、これっぽっちの為に同等を賭けたのか
それとも、賭ける必要などないくらい力を過信したのか…
『あ、そう言えば…俺の他に誰か居なかったか？』
ﾗ｢居たよーあれウチと協定組んでる吸血鬼
あいつのとこの魔術人形が暴れたんだってさ｣
『そうか…』
人形如きに、このザマか
どこか嘲笑うような言葉を飲み込む
腕に繋がれた最後の点滴をぼんやりと眺めていると
扉が叩かれた
入室を許すと、Nakamuに連れられた人狼達が顔を見せる
申し訳なさそうな、泣きそうな顔を見ると
Aは柔らかく笑った
『そんな顔をするな｡せっかく自由になったんだぞ』
Na｢でも！⋯Aさんがそんな怪我を…
しかも、俺らだけ逃がして自分戦うなんて…｣
『俺が勝手にしたことだ｡気にするな』
ｽﾏ｢⋯もう、あんなことしないで下さい｣
??｢心臓幾つあっても足りねぇ…｣
話を切り替えるように紹介を頼むと
Nakamuは嬉しそうに笑いながら、仲間の紹介を始める
終わる頃には、皆Aの事を"主"と呼んでいた
『やめろって…俺はお前らの主じゃねぇし……お前らは自由に生きるべきだ｡その為にNakamu達が命張ったんだぞ？』
Nakamuの名前を出すと、分かりやすく動揺する
経験がなく、幼いが故の反応だろう
自分には覚えのないその反応に、少しばかり羨ましさを感じた
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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» コメントありがとうございます｡一段落着いたら、カウントをパンの個数にするのも、ありですね…とくめいさんも、体調気をつけてください｡これからも是非、よろしくお願いします (2023年3月2日 18時) (
レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。続編きちゃーー！！パン屑でパンが作れそう(？)体調に気を付けて下さいね！^^このお話がもっと評価されますように… (2023年3月1日 17時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：_teto__teto_ | 作成日時：2023年3月1日 16時
