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story32 ページ41

ころんside




〜過去〜




これは小さい頃のことだった。



僕は友達と公園でもかくれんぼをしていて僕は隠れる側だった。




「よしっ!ここならばれないぞぉ!」




バレなさそうな所に僕は隠れていた。




結構時間が経つ。皆が僕を見つけてくれない。




心配になったけど僕はそのまま隠れ続けた。




そして、また時間が過ぎていく。





気づいたら、遊んでいた公園は静かで空はオレンジ色だった。





僕は公園で1人になってしまった。




「うぅッ…うぅッ…グスッ…うわぁん……グスッ…」




僕が泣いているとある女の子が僕に話しかけた。




女の子「大丈夫?どうしたの?あ、はいっ!ハンカチ貸してあげるっ!」



「ありがとぉ…グスッ…」



女の子「なんで泣いてるの?」


「友達とね…グスッ…かくれんぼしてたの…でもね…僕を…グスッ…見つけてくれなかったの…ううッ…グスッ…」


女の子「え!そんなの酷い!見つけないで置いてくなんて!」


「グスッ……うぅッ…グスッ…」



女の子「お家に帰ろっ!私があなたのお家まで連れてってあげる!」


「いいのぉ…?…グスッ……」


女の子「うんっ!そうだぁ!ねぇねぇ、お友達になろうよ!」


「僕とお友達になってくれるの…!嬉しいぃ!ありがとぉ!」


女の子「いつまでもお友達だよっ!約束!指切りげんまん嘘ついたら針千本のーますっ!指切った!」


「ずっとずーっと!お友達っ!えへへっ!」


女の子「そうだ!お名前は…?」


「僕はころん!君は…?」


女の子「私はA!よろしくねっ!ころんくんっ!」


「うんっ!よろしくっ!Aちゃんっ!」



その笑顔がとても素敵で君に恋をした。



これが君との出会いだった。その時の君はとても笑顔で素敵だった。




君と一緒に遊んだりお泊まりをしたりした。





そして、君が小3になった頃、君は転校して学校からいなくなった。



それから、君と関わることはなくなった。




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



約束はちゃんと覚えている。今でも。


でも、君は覚えてはいなかった。今も。



僕は今でも君に恋をしている。君に片思いをして何年経つのだろうか。




そして、Aちゃんがシェアハウスの住人になると聞いた時、とても嬉しかった。だが…女性恐怖症だった僕はちょっと嫌な気持ちもあった。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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はるか(本名) - 感動した!スッゴイはまった!何回も読み直した! (2022年9月24日 3時) (レス) @page36 id: a73cb3bc09 (このIDを非表示/違反報告)
酢飯の晩ごはん - すっっっっっっごいメンヘラ感しますね (2022年7月3日 19時) (レス) @page39 id: ac6aa7b69b (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - とっても面白いです!!コメントくれると嬉しいです! (2022年5月1日 14時) (レス) @page10 id: b5d794afb7 (このIDを非表示/違反報告)
かの - 泣きました。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 2d409698c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - 落ち無しがいいです (2021年5月5日 17時) (レス) id: fa129e6f86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みとと | 作成日時:2019年7月2日 23時

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