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いきなりだけど、今日は学校を休むことにした。煉獄さんが言うように、両立は難しい。
鬼殺隊のお仕事は主に夜だから、学校も終わってはいるけど、私が普通に生活していて起きてられる時間ではない。朝方まで起きていないといけないし、流石に毎日はしんどい。
だから、交互に行くことにした。今日はお店なので、明日は学校だ。帰ってからお店やるけど。
食台を拭いていると、ガラッと扉が空いた。
？？ 「おうおう！派手に来てやったぜ！」
A「！？」
…何この人さらい。
？？ 「なかなか良いとこじゃねェかァ。」
…何この人殺し。
？？ 「…。」
…何この天使。
？？ 「おいテメェ、さっきから聞こえてんだよォ。んだよ人殺しってェ。」
？？ 「人さらいか！派手で良い響きだな!つーか時透だけ人じゃねぇな。」
時透 「…天使って？」
A「…単なる第一印象です。」
ところで誰なんだろう。まずは私から名乗るしかないか。
A「…今日からこちらで働くことになりましたAです。よろしくお願い致します。」
？？ 「Aか！派手でいい名前だな！俺は宇髄天元だ！音柱をしている！」
A「…柱の方なんですか！？」
宇髄 「そんなに意外か？」
A「そういうわけではありませんけど。柱ってすごい方だと聞いたので、こんなにすぐに会えるのかと。」
私って恵まれすぎだよね？
？？ 「おい。宇髄だけじゃねぇからなァ。」
宇髄 「コイツは風柱、コイツは霞柱だ。時透の方はつい最近なったばかりなんだがな！」
そう言って宇髄さんは、白い人と黒髪の人の頭に手を置く。時透さんとは？
宇髄 「つーかお前ら、名乗らなくてもいいのか？」
？？ 「チッ。不死川実弥。」
？？ 「時透無一郎。」
A「なんで舌打ちしたんです。…不死川さんと時透さんですね。」
そう言えば、時透さんって何も話さないな。口下手なのかな？どこかボーっとしてるし。
宇髄 「じゃあ早速飯を頼む！」
A「何がよろしいですか？」
宇髄 「ふぐ刺し！」
A「無理です。」
いきなりふぐなんて捌けるわけないでしょ。
A「時透さんと不死川さんは？」
不死川「…おはぎ。」
時透 「…ふろふき大根。」
…可愛いな。
A「おはぎと、ふろふき大根ですね。宇髄さんは…秋刀魚の塩焼きで勘弁してください。」
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