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姉「以上をもちまして、第１６期新入生歓迎オリエンテーションを終了したいと思います。１年D組から順に退場してください」
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出席番号順に並んで座る一年生
中野はふと中原の隣に目をやったが、そこに二宮の姿はなかった
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「二宮くん、どこいるんだろうね」
中原「まぁた王子様の話ですか(笑)あ、昨日どうだったの？」
「え？どうって・・べつに何もないけど。てゆうかね、勘違いだったのよ」
中原「え？」
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中原に昨日のことを話すと、一瞬驚いた後で大爆笑した
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中原「マジで？超ウケるねそれ。で、じゃあその太郎くんとやらと帰ったの？」
「いや‥だから、用事思い出したとか適当に言って‥逃げちゃった」
中原「ええっ？なんで！」
「うーん‥」
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ぞろぞろと退場していく一年生の列
D組が体育館の外に消えてC組の生徒たちが立ち上がる
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「なんか‥ちょっとドキドキしちゃってさ。ほんとに王子様みたいなんだもん//」
中原「あれ、王子様二人目？(笑)」
「だから二宮くんは違うって(笑)」
中原「どっちも二宮くんなんですけどー」
「太郎くんは太郎くん。顔は同じでも性格３６０度違うから」
中原「一周しちゃってるよ(笑)１８０度ね」
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C組に続いてB組も退場し
中野たちもバラバラと立ち上がり始めた
体育館の窓を見上げれば
雨は一向に降りやむ気配を見せずに
ザーザーとすごい音を立てている
・
「帰り、雨だね」
中原「Aは、どうすんの？生徒会室寄ってく？」
「うん。入るなら早くに入っちゃいたいし」
中原「うん、そっか」
・
体育館を出て教室に戻ると
たぶんおそらく一日中サボっていただろう二宮が
机に突っ伏して眠っていた
・
中原「あら。ここにいたのねアンタの王子様」
「だからしつこいって(笑)」
中原「寝顔超美人じゃん」
「び‥ たしかに‥美人だね//」
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僅かに開いた唇から
小さく寝息が聞こえている‥
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先「よっし！みんな戻ったかー？」
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『う‥んｎ・・・？』
「ぁ」
・
塩谷の声で目を覚ます二宮とばっちり目が合った
二宮は半分寝ぼけた顔で二、三度緩やかに瞬きをしてから
ようやく見られていたことに気づいて、不機嫌そうに眉間に皺を寄せた
・
「え、えっとさあ！リサっ」
中原「ん？(笑)なに突然」
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気まずくなって咄嗟に中原に話かけると
二宮が一瞬、クスリと笑ったような気がした‥
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ラッキーアイテム
革ベルト
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海月（みつき）(プロフ) - 大宮ＳＫLOVEさん» はじめまして。ありがとうございます。不定期更新ですがゆっくりとお付き合いいただけたら幸いです。 (2013年6月19日 22時) (
レス) id: a2a840ef32 (このIDを非表示/違反報告)
海月（みつき）(プロフ) - さっつんさん» わあ‥久しぶり！受験生お疲れ様でした。相変わらずののろのろ更新ですが、これからもよろしくお願いします♪兄宮さん気に入ってもらえて嬉しいわ！ (2013年6月19日 22時) (レス) id: a2a840ef32 (このIDを非表示/違反報告)
さっつん(プロフ) - お久しぶりです!受験生だったので久々に見に来ました笑も、兄宮さんみたいなタイプ超大好きなんです！話も更新されてて今年1番テンション上がりました（笑）更新頑張って下さい!笑 (2013年4月8日 8時) (レス) id: b6c15c66d4 (このIDを非表示/違反報告)
海月（みつき）(プロフ) - きなこさん» わあ‥良かったです、一応兄宮の方が主役ですからね。これからもよろしくお願いします！ (2013年4月4日 12時) (レス) id: a2a840ef32 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 太郎くんも可愛いけど、わたくしはﾑｯﾂﾘ宮のほうが好みだぁぁ(●´mn｀) (2013年3月31日 14時) (携帯から) (レス) id: ff37a7675f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月（みつき） | 作成日時：2012年9月5日 22時
