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保健室のベッドの上
お昼に近づくにつれ真上に昇った太陽が明るく照らす
二宮と中野は向かい合ったまま
お互いにお互いが次に動き出すのをじっと待っていた
「…本気で言ってるの？」
先に動きを見せたのは中野の方だった
二宮の返事を聞く前からすでに戦闘態勢だ
『いつも本気のつもりだけど？』
「ど、どうかしてるんじゃないのっ？ここ、保健室だし！」
『保健室じゃなきゃいいっつうこと？』
「そうゆうことじゃない！」
『じゃあ何、何が気に食わねえの』
「気に食うとか、く‥食わないとかそうゆうことじゃなくて‥だから‥」
『そう？食うか食わないかの話しだろ？あ、お前からしたら、食われるか‥食われないか？』
「ちッ//、そうゆう話じゃなくて！なんでソウユウコトいうかなあ！わたしは！」
『太郎は止めとけ』
「ぇ‥っ？」
今までにないくらい低い声で言い捨てた二宮
その声の冷たさに背筋がゾクリとした
「な‥、なんなわけ？」
『忠告なわけ』
「意味わかんないんだけど」
『まあ‥いい子ちゃんのアイツを選んでがっかりするくらいなら、最初からいい子じゃないヤツを選んだ方がマシってことかな』
「がっかりって‥がっかりなんてしないわよ。太郎くんは優しくてカッコよくて‥」
『それ、本人に言ってみなよ？ビョウサツだね』
「え‥？」
二宮の言葉の意味が分からず中野は首を傾げる
その傾いた顎を掴む二宮
突然のことに抵抗できずに半開きの唇
それに目をとして二宮は囁いた
『‥ベロ出して？』
「…な」
『俺今、すっげえシたくて堪んねえの』
「ヤダ‥ヤダ！」
『ッテ！』
ドンッと二宮の体を壁に突き飛ばした中野
べえっと舌を出して見せた
『お前‥』
「だーれがアンタみたいな悪ガキとキスするか！」
腕を組んで厭味たっぷりに言う中野を二宮が笑う
呆れたように笑う
笑った後、ふっと寂しそうな顔をした
その表情に中野はハッとする
『悪ガキじゃなきゃ救えないものもあんだよ』
「‥え？」
『じゃ、大人しく４時間目受けてきますわ』
「あ‥ちょっと‥」
ベッドを降りて上靴を突っ掛けるとドアの方へスタスタ歩いていく二宮
半分部屋を出かかったところで振り返り
またまたしれっと言ったことは‥
『そういやお前、生理だったんだっけな。どっちにしろダメじゃん。ま、早く直せ』
「ハァァ？」
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海月（みつき）(プロフ) - 大宮ＳＫLOVEさん» はじめまして。ありがとうございます。不定期更新ですがゆっくりとお付き合いいただけたら幸いです。 (2013年6月19日 22時) (
レス) id: a2a840ef32 (このIDを非表示/違反報告)
海月（みつき）(プロフ) - さっつんさん» わあ‥久しぶり！受験生お疲れ様でした。相変わらずののろのろ更新ですが、これからもよろしくお願いします♪兄宮さん気に入ってもらえて嬉しいわ！ (2013年6月19日 22時) (レス) id: a2a840ef32 (このIDを非表示/違反報告)
さっつん(プロフ) - お久しぶりです!受験生だったので久々に見に来ました笑も、兄宮さんみたいなタイプ超大好きなんです！話も更新されてて今年1番テンション上がりました（笑）更新頑張って下さい!笑 (2013年4月8日 8時) (レス) id: b6c15c66d4 (このIDを非表示/違反報告)
海月（みつき）(プロフ) - きなこさん» わあ‥良かったです、一応兄宮の方が主役ですからね。これからもよろしくお願いします！ (2013年4月4日 12時) (レス) id: a2a840ef32 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 太郎くんも可愛いけど、わたくしはﾑｯﾂﾘ宮のほうが好みだぁぁ(●´mn｀) (2013年3月31日 14時) (携帯から) (レス) id: ff37a7675f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月（みつき） | 作成日時：2012年9月5日 22時
