時透無一郎.3※ ページ31
無「お願いね」
そう言って座って背中を向けている無一郎くん。
服を全て脱ぎ、言われた通り裸でお風呂に入ってきた。
無一郎くんが振り向かないことを祈るばかり。
『次、体ね』
髪を洗った後
石鹸でタオルを泡立て背中から洗っていく。
無「前は?洗ってくれないの?」
前は自分でしてほしい。
『終わった!どうぞ湯船に!』
やっと無一郎くんの全身が洗い終わった。
人の体を洗うのってこんなにも大変なことなのか。
前は骨折していない方の手で洗ってもらった。
無「次はAの番だよ。洗ってあげる」
へ
『骨折してるでしょ!?いいから!』
好きな人に体を洗われるなんて恥ずかしすぎて死ぬ。
今日から好きな人は彼氏になったのか。
無「大丈夫。僕に任せてよ」
そう言って私の背中を洗い出す無一郎くん。
擦り過ぎないように、優しく洗ってくれる。
無「前は?」
『ジブンデシマス!』
カタコトの声がお風呂場に響く。
無「変なことはしないよ?」
それでも嫌だと首を振る。
無「わかった」
そう言って湯船の方へ行った。
無一郎くんは湯船に浸かり、その間に体を洗い次は頭を洗う。
泡が目に入らないように目を瞑る。
少しでも早くお風呂からあがろう。
『はぁ〜』
泡を流し終え、目を開けると
目の前に無一郎くんがいた。
え
桶をはなして両手で胸を隠す。
無一郎くんは足の間に体ごと入ってきて、顔が近づく。
無「見てたら、襲いたくちゃった」
そう言ってキスされた。
『っ』
無「・・・ごめん」
片腕で抱きしめられる。
先程まで湯船に浸かっていたからか、無一郎くんの体は温かい。
無「付き合ったその日にこういうのはだめだよね。本当にごめん」
申し訳なさそうな声が聞こえる。
私だって好きな人とそういうことしたいって思ってしまう。
でも恥ずかしい。
無「先にあがるね。できる限りは自分で拭くから。Aはゆっくり入ってよ」
そう言って体を放して、立ち上がろうとする無一郎くん。
骨折していない方の腕を掴んだ。
『わ、私もしたいよ・・・。最後までは無理だけど少しくらいなら』
少しがどれぐらいなのか自分でもわからないが、口から出てしまった。
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琴音 - やばいです!!!めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!!! (2022年1月17日 10時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - kanaさん» kanaさんコメントありがとうございます! 他にも書きたいものあって、迷っていますが読みたいと言って貰えて凄く嬉しいです!励みになります!頑張ります(*^^*) (2021年8月16日 13時) (レス) id: b3edd001ec (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - はじめまして!^^*トリップ先が煉獄さんの布団、、(*´-`*)読みたいです!(*^^*)これからも、てみぃさんのペースで更新頑張ってください!^^応援しています!(^_^) (2021年8月15日 23時) (レス) id: 0c3c28938f (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - トランプjokerの秘密の笑みさん» トランプさん!(呼び方わからず勝手に縮めて申し訳ないです)コメントも嬉しいお言葉も、励みになります!ありがとうございます♪トランプさんの作品、私も読ませていただいてます!お互い頑張りましょうね!(*‘ω‘ *) (2021年7月28日 21時) (レス) id: 3dbaf75c68 (このIDを非表示/違反報告)
トランプjokerの秘密の笑み(プロフ) - わぁ!猗窩座も小説も凄い好きです!無理のない程度に更新頑張って下さいね(*^^*) (2021年7月28日 20時) (レス) id: 84cd3825a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てみぃ | 作成日時:2021年1月18日 23時