猗窩座が弱い鬼を好きになる【猗窩座】

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猗窩座と一か月離れてることになった。


あのお方から探し物の命を受けたらしい。

猗窩座といた日数はそれほど多くはないが、なんだか寂しい気持ちになった。

一緒に行きたいと思ったが、くそ程足手まといだろう。

数時間前にそれを痛感したばかりだ。


探し物をしている間、私は無限城に身を置かせてもらうらしい。

あのお方に許可をもらうなんて、私が弱いばかりに・・・。

それにしても、眠い。

朝寝て夜活動のサイクルなので、少し眠くなってしまった。



寝たらすぐに夜になってしまう。

夜には猗窩座は出発なのに。

それまで彼とおしゃべりしたいと思っていたのだが。眠い。

猗「A？眠いのか？」


『ふぁ・・・。まだ、大丈夫・・ふぁ・・・。』


あくびしかでない。

鬼は本来寝なくてもいいらしいが、私は眠くなってしまう体質のようだ。

少し離れたところで、黒死牟が壁に寄りかかり座って目を閉じていた。


寝ているのだろうか。そんなわけないか。

そう思い彼の方へ近づいた。

私の気配に気づいた彼は目を開け、なにか用かと目で訴える。


猗「A、黒死牟になにかあるのか？」

特に用はない。なんだか気持ちよさそうだなと思っただけだ。


ほんの少しだけ、少しだけ寝たい。

すぐにおきれば問題ない。

そう思い猗窩座の手を引いて、黒死牟の隣に座った。


手を引かれた猗窩座も座る形となり

猗窩座と黒死牟に挟まれて座っている。暖かい。


猗窩座も黒死牟も驚いているが、あまり気にならなかった。

眠いから。

あ、これ、寝る。そう思うこともなく、眠りについた。

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