猗窩座が弱い鬼を好きになる【猗窩座】

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ありがたいし、うれしい。

あれ、でも男性が女性に着物を着物を贈る意味って・・・。

ちらりと猗窩座を見てみるが微笑んでいるだけ。


お礼と言っていたし深い意味はないだろう。

それとも鬼では、男女などという概念はあまり気にしないとか？

なでられていると、後ろから肩に手を回された。いつの間にか来た童磨だ。


磨「Aちゃん。

猗窩座殿って男が女に着物を贈る意味知らないらしーよ？」

と笑いながら言った。

あ、やっぱりそうなんだ。と思った途端、童磨の口から上が消えた。


え、瞬きする間になくなってるやん。

猗窩座の配慮により血は一切かからなかった。


猗「触るな。これはお礼だ。意味は関係ない。」

飛ばされたはずなのに童磨もすぐに再生している。


童「肩に腕を回したくらいでそんなに怒るなんて、ひどいぜ猗窩座殿は」

さっきと変わらぬ笑顔を見せながら、落ちた帽子を拾い被りなおした。

童「じゃあ俺はそろそろ教祖にもど・・・ってあ！猗窩座殿、着物が！」

猗「あ・・・。」

2着程に血がついていた。

1着は点々と飛沫のような感じだが、もう1着は結構ついていた。

血しぶき柄の完成〜。

童「まぁ、鬼っぽくていいんじゃない？ははっ！

じゃあ俺は帰るよ。また会おうねAちゃん！」

『ありがとうございました』ペコ

と頭だけ下げておいた。

それに童磨は手をひらひら振り琵琶の音と共に帰った。

猗「あいつ何もしてないぞ。」

まぁ一応お礼は言っておこう。てか、眠いぁ。

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