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17.猗窩座視点 ページ17

Aの頭をなでていると、鬼狩りの気配を感じた。

一人がこちらに向かっている。

山の下にも複数人いるようだ。

戦うのが嫌いではない俺だが、今は来てほしくなかったと思った。

頭をなでていた手を後頭部に回し自分の胸に引き寄せた。

引き寄せられたAはびっくりしたあと、顔を赤くさせた。

ゆでだこのようだな。なんて考えていると、

義勇「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」

と男の声が聞こえた。

(名前を)背中に隠し、応戦しようとした時


『猗窩座!』

と、Aが叫び振り返る前に、俺の頸に腕を回し抱き着いた。

Aを抱え飛び、鬼狩りの後ろから蹴りを入れたが、刀で防がれた。

柱か?


猗「お前、柱だな」

義「だったらなんだ・・・・!?」


Aの存在に気づいていなかったのか


俺の左腕に抱きかかえられているAをみて驚いていた。





視線をそらさず、戦闘態勢のままお互い動かない。

Aが小さな声で

『猗窩座、私のこと下ろして』

と言った。


ここで降ろせばあの柱はまず、弱いAの頸をとるだろう。


しかし、俺の戦闘スタイルは武術。

片腕があるかないかではそれなりの差がある。

相手は普通の隊士ではなく柱。

日の出までの時間もそう多くはない。

下にいた隊士も時期に頂上に着く。


Aのことだ、自分が邪魔になっているのではないかと考えたんだろう。

自力で降りようとする彼女にさらに腕を強めた。



これからどうするかの答えは決まっている。

先程決まったのだ。

Aの笑顔を見たときに。



Aを守る。


それを果たそう。


横抱きをした時と同様

「俺につかまっておけ」というと返事はかえってこなかったものの


頸に腕が回された。




しかし、次の瞬間

ベンッと琵琶の音が響いた。

そして柱と対峙していた頂上とは似ても似つかぬ屋敷に飛ばされた。


無限城だ。


これからが面白い所だったのにと、心舌打ちをした。



そして、腕からAの温もりが消え





無惨「猗窩座」


背後からあのお方の声がした。

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煉獄杏寿朗おし(T_T) - きずいたら新しいのができてて少し驚き(作成が早い)次も頑張ってください!。 (2020年12月18日 22時) (レス) id: 46673ea268 (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - 煉獄杏寿朗おし(T_T)さん» 無理しない程度に頑張ります!労りの言葉が・・・心に、染みます(泣)寒いので温かくしてお過ごしください! (2020年12月18日 1時) (レス) id: 3dbaf75c68 (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - シュガーさん» 上弦の血ってジュースなんすよ・・・。(違う)労りの言葉が心に染みます。ありがとうございます!頑張ります! (2020年12月18日 1時) (レス) id: 3dbaf75c68 (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - あんちょろさん» あんちょろさんコメントありがとうございます!できるだけ早く猗窩座を帰らせます! (2020年12月18日 1時) (レス) id: 3dbaf75c68 (このIDを非表示/違反報告)
煉獄杏寿朗おし(T_T) - 無理しない程度で2頑張ってください (2020年12月17日 21時) (レス) id: 46673ea268 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てみぃ | 作成日時:2020年12月6日 22時

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