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外に出ると少し寒い。
秋に入ったのか、入っていないのかよくわからないような季節。
風が冷たい。
この着物では冬は越せないなぁなど考えていた。
お金はないから無理やりにでも越えるしかないかもしれないが。
『猗窩座って寒くないの？』
猗「寒くないな」
『鬼だから？鍛えてるから？』
猗「さぁ。どちらだろうな。寒いのか？」
『まぁ、寒い』
猗「そうか・・・。早くしないとな」
何をだ？てか猗窩座はどこに向ってるんだろ。
なんか斜面を登っている気がするのは私だけ？
猗「ここから先、Aは登れない。」
と、猗窩座が突然言った。え、じゃあ私来た意味と思ったが、
猗「しばらく俺につかまっておけ」
と言い私を横抱きした。横抱き、よこだき、ヨコダキ・・・。
横抱き！！！お姫様抱っこ！？
人間の頃、学校で流行りの恋愛小説にそのようなシーンがあり、自分もいつかと思っていたが、こんなにも早くに経験してしまうとは。
しかも強くて、顔が整っていて、瞳が綺麗で優しい鬼に。
猗窩座の首に腕を回し、顔を見ていた。
かっこいいな。なんて思っていたら一瞬目が合い
「フッ」と鼻で笑われた。
見ていたのがばれて、恥ずかしくなり下を向いた。恥ずい！
その間にも猗窩座はどんどん上に登っており、ついたのは山の上。
と思ったが、猗窩座はさらに登って山の上にある大きな岩の上に私を下ろした。
猗「舌は噛まなかったか？」
『うん。大丈夫ありがとう。重かったよねごめん』
猗「俺が持っていたのは、木の棒かと思った」
それほど軽くて細いと思ったのだろうか。
猗窩座ぐらいになると私はその程度。知ってる。
『ここで何するの？』
辺りは何もない。まさか戦う？など考えていると意外な答えが返ってきた。
猗「Aに星を見せようと思い連れてきた」
先ほどから、山登りをしていて足元しか見ていなかったし
森なので上を見ても空は見えなかった。
しかし、ここは山の頂上。
さらに、その上にある岩の上。遮るものは何もない。
空を見上げると、雲一つない夜の空には無数の星が輝いていた
『わぁー！』
思わず声が出た。それほどまでに美しかったのだ。
『すごく綺麗！ありがとう猗窩座！』
鬼になって、ちゃんとした笑顔を見せたのはこれが初めてかもしれない。
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煉獄杏寿朗おし(T_T) - きずいたら新しいのができてて少し驚き（作成が早い）次も頑張ってください！。 (2020年12月18日 22時) (
レス) id: 46673ea268 (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - 煉獄杏寿朗おし(T_T)さん» 無理しない程度に頑張ります！労りの言葉が・・・心に、染みます（泣）寒いので温かくしてお過ごしください！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 3dbaf75c68 (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - シュガーさん» 上弦の血ってジュースなんすよ・・・。（違う）労りの言葉が心に染みます。ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 3dbaf75c68 (このIDを非表示/違反報告)
てみぃ(プロフ) - あんちょろさん» あんちょろさんコメントありがとうございます！できるだけ早く猗窩座を帰らせます！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 3dbaf75c68 (このIDを非表示/違反報告)
煉獄杏寿朗おし(T_T) - 無理しない程度で2頑張ってください (2020年12月17日 21時) (レス) id: 46673ea268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てみぃ | 作成日時：2020年12月6日 22時
