[文豪ストレイドッグス]掴んだこの手を、もう離さない[芥川龍之介][太宰治]

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次の日


「A、今から一緒に探偵社へ行かないかい？この間の結果を知らせに行こう」


「うん！行く！」


ーー


兄さんと探偵社へ向かうと皆さんが忙しそうに働いていた


「どうかしたんですか？」

「太宰！貴様は来い！会議だ！」

「ねぇ、ちょっと国木田！僕これから頼まれて行かなきゃならないんだけど！僕のお供は？」

「すみません、乱歩さん、皆出払っていまして…そうだ、A頼めるか？」


江戸川さんがじっ、と此方を見た


「は、はい？」

「もー、いいよ、A、君電車の乗り方わかるでしょ？僕の案内してよ！」


腕を掴まれ屋外へと連れ出された


私が江戸川さんのお供？


絶対無理だ！！



ーーー


電車に揺られ、数十分


少し歩いて数分


大きな屋敷についた


「ここ、社長の知り合いなんだって
お遣いくらい他の奴がやればいいのに」

「そ、そうですか…じゃあ、早く終わらせて帰りましょう！帰りはケーキでも食べませんか？」

「名案！経費で落としとくよ」



ーー


豪華な応接間に通され人の良さそうな男性が前のソファに腰掛けた


お茶を出され、(江戸川さんが砂糖を何枚も入れてたことは見なかったことにします)江戸川さんが飲み下したのを見て、私も飲んだ


変な苦味があったけど飲んだ事のない茶葉だったからあまり疑わなかった


江戸川さんが要件を話し終えて帰ろうと立ち上がった


私も相手に一礼し、立ち上がる



足に、力が入らない…？




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