工場の中と危ない刃 ページ10
(美男子…何だか…美男子…って言われるとサニーが思い浮かばれる…トリコは爽やか系？でココはイケメン？ゼブラは…男前だな…)
メルク？「ま、でも世間でのウワサは…間違ってはいないかも……入りなよ、久しぶりの客だ、歓迎するよ。」
小松「わわっ、やった！」
そんな風に弟たちの事を考えながらも中へ案内してくれたメルクさんに敵意はなさそうなので開けられた扉の中に入ると
小松「ふわぁあ……！！」
『…これは…』
石で出来たカマクラの様な家の中は無数の切れた跡が目に付く。しかしそれよりもダイヤのようにきらめく研ぐ前の包丁や、素材になろう甲羅などの存在感に圧倒されていると
小松「こ、ここがメルクさんの仕事場………あ、せ…千徳包丁だ…数千種類もの食材が自在に切れる包丁界のオールラウンダー…1本500万はする代表作の研ぐ前が見れるなんて……！！」
『……小松く、！』
近くに立てかけてあった千徳包丁をうっとりと見ながら包丁に導かれたように手を伸ばしたのを見た瞬間、少しだけぐらついた刃物を見逃さなかった。
メルク？「！……触るな！！」
小松「えっ、っぅわぁっ！？」
トリコ「！あぶねぇ！小ま、」
刃物がぐらついた瞬間に放った水球が小松くんを横にずれ、落ちてきた刃物は勢いよく地面に刺さる
『…間一髪ってやつか？』
小松「え……ぁ、ぇ、えぇぇえええっ！？石の床に突き刺さった…！？な、なんて切れ味…！！」
トリコ「……メルク包丁…ものによっては仕様免許が必要なほど危険な切れ味で…下手に素人が使って大怪我をしたって話はよく聞くが…研ぐ前からこれとはな、」
まだ柄のついていない刃だけのそれを静かに地面から抜いたトリコが感心したように包丁を見る
メルク？「触らない方がいい、そいつはワーナーシャークの歯が原料。無類の強度と切れ味を誇る…」
トリコ「ワーナーシャークだと？捕獲レベル50は下らん鮫だぞ…原料の調達は委託か…」
メルク？「…………委託…？…」
サラリと言ったトリコの言葉に対してメルクさんの表情が少し強張り、声も低くなる
トリコ「まぁいいや…ところでメルク、今日は1つ聞きたいことがあって、」
メルク？「委託ではない。包丁や砥石の材料は全てオレ自身で調達している…誰にも依頼などしていない…口には気をつけろよ。」
すぐに表情を戻すが強めの口調で苛立っているのが伝わり、小松くんは空気の悪さを感じ始めたようだ。
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
