やっと山頂…の前に ページ8
トリコ「まぁまずはともかく…そのメルク本人に会う事…目的はこれから、だな！！」
小松「はい！」
トリコがそう言って足を止め、従って同じように足を止める、元気に返事した小松くんに対して少し同情しながら上を見上げる。
『…ま、そのためには…』
トリコ「ここを、登らなきゃいけねぇ…！」
小松「え、ぇ、ぇええぇええっっっ！！？？」
そういつもと同じように叫んだ小松くんに私とトリコはくすっと笑い、目の前の壁のような、はたまた大きく長い階段のようなメルクマウンテン山を登り始めた。
………………………………………………
約2日間かけ、やっと山頂まで上ってきた。
最中何度も猛獣に追い掛け回されていた(食料には困らなかった)が頂上付近になると猛獣共はぴたりと追いかけるのを止めてきた
トリコ「ん？なんだ…急に猛獣が追って来なくなったぞ……？」
(…もう山頂が近いのか、)
小松「あっ！トリコさん、Aさん！！見えましたよ、頂上！！！」
トリコ「おおっ！！！」
小松「行きましょう！」
山頂と思われる所から煙がもくもくと立ち上がっていて、仕事中なのが伺える。昔見せてもらった丸い石のドームを思い出しながら前に足を出す
『…………あぁ、』
トリコ「おっしゃ」
先ほどまで追って来ていたやつらは頂上手前で見えない壁があるようにピタッと止まったのを横目で見ながら私達は眼前の山頂を目指した
小松「！！こ、ここが……研ぎ師メルクの工場……！！」
トリコ「へぇ……看板も何も出してねーんだな……………っ！(なんだ、この鋭ぇ切れ味の闘気……！？)」
小松「世界1有名な研ぎ師ですから看板とか出す必要がないんじゃないですか？」
トリコ「あ、小松、」
『…もしかしたら、仕事中なのかもな。』
トリコ「あ、あぁ………」
1人でさっさと階段を登っていち早くメルクさんの工場を見ようと軽く走った小松くんを後ろから見ていると、大きな声が聞こえた
小松「わぁああっ…こ、ここであの…メルク包丁が……！」
トリコ「『 ん？ 』」
何かがこちらに近づいてきたようで私達は小松くんの方ではなく階段を見ていると
スケイルコング「ブオォオオォオッッ！！！」
予想どおりというか、なんというか。単眼に沢山の鱗で体を覆うスケイルコングが、ぎょろぎょろと目を動かしながらこちらに近づいてきた。
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
