トリコの提案 ページ5
小松「ぼ、僕はこの包丁に成長させてもらって……今の僕はこいつのお陰です……はぁ…思い出が……ありすぎて…」
言葉の通り、一緒に成長をしてきた相棒への感謝を言い続けている小松くんにハッとしたトリコ
小松「…うぅ…ありがとう…今まで沢山頑張って……ずっと僕に付き合ってくれて……ありがとう……！」
トリコ「あ、そうだ！小松！！」
そう言いながら首領ドングリをナイフでシュッと半分に綺麗に切る…ついでに小松くんはその綺麗な断面に目を大きく開き、涙は引っ込んだようだ
トリコ「オヤジが…俺に依頼したいくつかの食材リストの中に…1つ気になる名前があったんだ。メルクの星屑…！」
小松「え？め、メルク…！？メルクってもしかして……！！」
トリコ「メルク包丁で有名な研ぎ師、メルク！本院は切り立った岩山、メルクマウンテン頂上に住んでいるらしいが……そもそも、メルクの星屑って食材も聞いた事もねぇ…」
『メルクさん…………』
まさかのワードに私も懐かしさを感じ、驚きながら、トリコの言葉に思い当たることを呟く
『………そのメルクさんなら食材の情報を知っているという事か』
トリコ「あぁ、俺もそう思うぜ。どうだ小松？メルクの星屑を探しがてら、お前はメルクに新しい包丁を新調して貰うっていうのは、」
小松「…え！？ほ、本当ですか……！？賛成ですトリコさん！Aさん！！」
『え？』
小松「やったーーー！研ぎ師メルクに会えるぞーーーっ！！」
さっきまでの涙はどこへやら、持っていた包丁を布で包んで置いたと思うと、ぴょんぴょんと子供の様に喜び跳ねた小松くん。
その姿にも驚いたが自動的に私の名前も入っていたことに驚いているとトリコに背を軽く叩かれた
トリコ「………さっきまであんなに泣いてたよな…」
『ぁ、あぁ……ていうか、私も？』
やはりトリコも当たり前のように私が行くことを前提に話が進んでいることに、疑問を持っていないようだ。コンビって2人だよな…と頭をひねるが
トリコ「ん、いんじゃね？お前も気になるだろ？」
『…まぁ、気になりはするけど…(メルクさんの事が)』
トリコ「んじゃ！決まりだな！！明日出発だ！！」
『え、えぇ……行くけどさ…』
小松「はいっ！行きましょう行きましょう！！うわぁ〜…何持っていこう！？」
喜びながらもさらっと話を聞いていた小松くんも私が行くことに何も意見が無いらしい
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
