夢の忠告 ページ37
目を閉じると、まるで誰かに招かれているように意識が落ちる
(……あれ、なんか、この感じ………)
何処かで感じたその感覚に身を任せるとそこには美しい銀色の鎧をまとったとったアザゼルが私を見下ろしていた
アザゼル「………A、」
(アザゼル……あれ……？私……)
アザゼル「今意識の中で呼びかけている、お主は今夢の中だ。」
(そうか……どうしたんだ……？)
腕組をして私をじっと見るアザゼルの顔を見返すが、何を考えているかわからない。少しだけ間を開けたアザゼルが声を発する
アザゼル「近々、お主の最も嫌な場所に行くことになるだろう。」
(…うん、薄々そんな気はしていた……多分、そろそろゼブラを迎えに行かなきゃいけないって……)
アザゼル「ふむ…お主の覚悟が決まっているのならばよい…。…だが無理をするのではない……」
(ありがとう………きっと、大丈夫だよ。大丈夫…)
アザゼル「……忘れるなよ。私がいるのも、他の者がいることも。」
(…うん。)
私も予想し危惧していたことをアザゼルも感じていたらしい。私を見る目は最初と違って本当に心配しているように見えて嬉しく思いながら意識が薄れていく
「………さん、……さん！」
『ん……』
私の呼ぶ声が聞こえて霧がかかっていた意識が戻った。私の名を呼んでいたのは
小松「Aさん！起きて下さいよぉ〜…」
『んぁ、小松くんかぁ…………おはよう……』
小松「あ、おはようございます！ご飯できましたよ！！」
まだフワフワする意識の中、必死に私を起こしていた小松くんに挨拶をすると返しながら手を取って起こしてくれる
『あぁ……すまない……ありがとう……メルクは？』
小松「メルクさんなら今日持って来てもらった包丁の作業を少ししていますよ！」
『…なるほど、……』
まだ眠い頭を覚醒させながら立ち上がり、下に降りると切り株テーブルの上には沢山のご飯が置いてあり準備も終わっていた。隣の部屋でメルクは仕事をしていたようでシュリンッという音が聴こえる
トリコ「お、起きたか！」
『あぁ、待たせてすまないな…』
小松「いえいえ、さっき作り終わったばっかりなので大丈夫ですよ！あ、メルクさん呼んできますね！！！」
『頼んだ、』
少し開いていたスペースに最後の料理と飲み物を置いた小松くんが隣の部屋に行くとすぐに研いでいた音は止まった
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
