さすが職人 ページ33
初代メルク「……Aも、こんなに成長したのか……きっと、娘も立派に……綺麗になったんだろう……」
『…メルクは、すっごく可愛くて凛々しい、女の子だったよ……』
初代メルク「…そうか……、あの娘の友人になってくれたのか」
『…まぁ……ごく最近の話だけどね、』
そう改めて言われると照れくさくて少し言葉を濁しながら俯くとメルクさんからの視線を感じて口を閉じる
初代メルク「ふふ……そうか、早く仕事を終わらせて会いに行かなきゃいかんのぉ……」
そう言いながら作業を再び始めたと同時にトリコが大きなガランガラン、と金属音が鳴るメルクの星屑を持ってこちらに来る
トリコ「ん、思った以上に早く終わったぜ！結構とったがいい…ぉっ、っと」
初代メルク「あぁ、問題ない……ん？その包丁は…？」
スルリと胸ポケットから出てきた小松くんの包丁を慌てて止めたトリコ、その様子…というよりも出てきた包丁を凝視したメルクさんがじっと見ていた。
トリコ「あぁ…こいつは俺とコンビを組む料理人の包丁さ。」
それに気づいたトリコはその包帯で巻かれた包丁を渡すと少しだけ緩め、中身をじっと観察し始めるメルクさんは懐かしむように微笑みながら口を開く
初代メルク「ほう………」
トリコ「…正直包丁がなきゃ俺はここまでたどり着けなかったぜ……」
初代メルク「……これは………これは…」
しげしげと少しだけ出た包丁の輝きや柄の部分を持ってなにか言っているメルクさんに私たちはとりあえず石を運びやすいように割ったりしていると、包帯を巻きなおし始めた
初代メルク「…ふむ……いい包丁じゃ……いつぶりじゃろうな…」
トリコ「ん？」
初代メルク「私が包丁を見て持ち主に興味を持ったのは……神の料理人フローゼ、国宝節乃、調理王ゼウス…この3人の包丁以来の衝撃か……トリコよ、おぬし最高のコンビを見つけたのぅ。」
トリコ「……あぁ、」
綺麗な状態でトリコに包丁を返したメルクさん、そして私の事…いや、正確には腕と持っているバックを見ながら
初代メルク「…そういえばA。ワシが作ってやったのは？」
トリコ「え゛っ！？」
『あぁ、もちろん色々と使わせてもらっているよ……』
きっと見せろという事だろう、私も鞄から包丁を1本取り出し、腕にあるナイフも出すとメルクさんはそれを受け取り1本ずつしっかりと観察し始める
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「原作沿い」関連の作品
【マッシュル-MASHLE-】“守の神杖”は第三魔牙にぞっこんのようです~1~【ワース・マ...
【僕のヒーローアカデミア】檻の女は多分ヒーロー【女主】
【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する ２６
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
