互いにヘタ ページ25
『…あぁ、そういえば、』
メルク「？」
『私の事、さん付けじゃなくていいよ。』
メルク「えっ、で、でも…」
『そんな年が離れているとは思わないし…友達になりたいからさ。』
メルク「え、えっと……そ、そう言ってくれるなら………ぁー、………A、……///」
『ふふ……ありがとう、メルク。』
メルク「お、おう。」
少し照れながら私の名前を呼んでくれたメルクに私も同じように返すと、少し顔を見合わせ笑ってしまう。そのおかげか私達はスープを片手にだいぶ打ち解けたと思う。
『ふ、っふふ……お互い、大人なのに友達の作り方が下手過ぎたな……』
メルク「ふふ……大人だからじゃないか？…………でも、嬉しいよ、オレは。」
『あぁ、そうだな…』
そう言ってぬるくなったスープを飲み干すとメルクも立ち上がる
メルク「………………さて、再開するかな！」
『あぁ、出来ることがあるなら言ってくれ。』
メルク「あぁ、ありがとう。」
そう材料を水から出して色んな器具を使って加工しているところを見えいると2階の階段から下りる音が聴こえた
小松「あ、おはようございます。メルクさん、Aさん。」
メルク「おはよう小松シェフ」
『おはよう、眠れたかい？』
小松「いや〜…昨日はずっと興奮していたせいか中々寝つけなくて……メルクさん徹夜で仕事していましたよね？もう気になって気になって……」
目を擦りながら眠そうにする彼の目の下にはわかりやすく隈があった。
『やっぱり………目の下、隈あるよ。』
メルク「あぁ、ごめんよ。起こしちゃったか…」
小松「いえいえ僕が勝手に気になっていたので…」
手をぶんぶん降って慌てて否定する小松くんに申し訳なさそうにすると立ち上がったメルク
メルク「依頼が多いから寝る暇がなくてね、」
小松「あ…えぇ、1日であの量ですもんね…」
メルク「小松シェフ、スープ作ってるけど飲む？」
小松「わぁ！いただきます！！」
鍋の方に行こうとするメルクを止めて私が鍋の横にあるお皿にスープを入れて渡す。受け取った小松くんはふーっと少し冷ましてからひと口飲むと目が輝いた
小松「おいひ〜〜〜！メルクさんって料理も上手なんですね！」
メルク「いやぁ……小松シェフにそう言ってもらえると恐縮するよ。」
本当に美味しそうにごくごくと飲む姿にメルクは謙遜しながら安心と嬉しさが混ざったような顔
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
