最高の料理 ページ3
小松「今日はトリコさんの無事を祝って、ボクの最高の料理をごちそうしてあげますね！！」
トリコ「期待してるぜ！」
『どんなものが出てくるのか楽しみだ、』
小松くんの言葉で私もトリコも止まっていた手を進める、トリコは私よりも遥かに大きい丼にこんもりと入っていたイチゴ飯をペロリと平らげ、小松くんが作る光景を涎を垂らしながら見ている
『…美味しいのはわかるがちゃんと噛めよ、』
トリコ「ははっ、うめぇからつい、な！」
小松「すぐ次を作りますからね！」
そう言って下の冷蔵庫から出したのは
トリコ「おぉ！ロースバナナ！！大好物だ！！」
その名の通り、バナナの見た目だが皮をむくとロース肉になっている。小松くんはササっと手際よく食べやすい大きさに切り、一気に焼くとふたを開けて中から※メキャビア焼けていったロースバナナの上におく。
『おぉ……調理時間が早いな…』
小松「ホテルグルメでも人気なんですよね〜、っと」
トリコ「なぁ、食っていいか！」
小松「えぇ、いいですよ！どんどん焼いて行きますので気にしないで下さい！！」
トリコ「うっしゃぁ！いっただっきまーす！！」
そう言ってしばらく作ってくれた後、出されていく食事が主食などからつまみなどに変わって私達もそれに合わせてお酒を少しずつ飲み始める
小松「ねえトリコさん」
トリコ「ん、」
小松「グルメ界の食材って…どんな味でした…！？」
そう期待した顔の小松くんにトリコは小さく笑うと、大きなグラスに入った白ワインを一気に飲む
トリコ「…ふぅー……グルメ界では…何も食わなかったよ。」
小松「え？！そうなんですか！？」
トリコ「あぁ……」
小松「ど、どーして……誰よりも食いしん坊なトリコさんが…どーして何も食べなかったんですか？」
トリコの答えに驚き、戸惑いながらも料理の手を止めない小松くんをトリコはグラスを置いて、正面から向き合う
トリコ「………お前と、食べようと思ってな…」
小松「え？」
トリコ「すまなかったな小松……お前を残して1人でグルメ界へ入っちまって…心配かけた……」
小松「……え……い、いえ……そんな……僕は…な、何も謝ることなんか…」
いつもと違う雰囲気に小松くんも作る手を止めてトリコの顔を見ながら言葉を紡いでいく。きっと、謝られるとは思っていなかったのだろう。
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
