欲張り？作戦 ページ19
トリコ「小松まさかてめぇ……メルクの仕事っぷりが見たいから…残りてぇだけじゃ……」
口をへの字にして小松くんを見たトリコの顔は約束を果たされなかった子供の恨みのこもったような拗ね顔で、思わず少し笑ってしまう
小松「そ、そそ…そんなこと…そんなことぉ〜〜〜！」
『っふ、ふふふ………トリコお前、その顔…』
トリコ「む……なんだよ…」
『いや…っふ……』
わかりやすい小松くんの反応にもっと不機嫌になるトリコ、しかし大きくため息を吐いて小松くんのリュックを指さす
トリコ「はーーーー…なるほど、…………わかった、じゃあ小松……お前の包丁を1本、俺に預けな！！」
小松「え？包丁を…！？」
トリコ「そうだ、折れていないヤツがまだあるだろ？お前がいつも持ち歩いているものだ…」
小松「あ、ありますけど……ど、どーして僕の包丁を…？」
唐突に出てきた包丁の話に驚きながらも一応リュックの中を探り、綺麗に布に包まれた包丁を出した
トリコ「担保だな、俺に何かあった時にお前にも何か命並みに大事なものを犠牲にしてもらうぜ。」
小松「えーーー何ですかソレ！？」
トリコ「嘘だよ！フフ…コンビじゃねーか！どこへ行くにも心は一緒ってことだ！それに、今回は分業がいい…今それがわかった。お前にはもっと重要な仕事ある……！」
小松「？」
冗談を含みながらも笑ったトリコに安心したのか一応包丁を渡した小松くん、しかしその後の分業、という言葉にポカンとしている
トリコ「ところで…だ。A、お前はどーする？」
『……………どうしようか、メルクさんの研いでいるところも見たいし…先代にも、会いたいと考えているんだが…』
小松「Aさんも気になりますよね！」
何か前もこんなことがあったと思いながら結局欲張る
『…よし。』
トリコ・小松「「 ？？ 」」
『メルクさんの研いでいるところを見させてもらってから、ヘビーホールに向かうのさ。』
メルク「そ、れは難しいんじゃないか…？」
『いや、問題ないよ。1度行ったことがあるから』
私の言葉に戸惑いながら止めようとしてきたメルクさんにそう告げると一瞬固まり、目を大きく開けた
メルク「……え！？」
小松「そうなんですね、じゃあ心配なさそうです！」
小松くんの驚いてなさそうな様子にもトリコの満足げな顔にも驚いているのか戸惑っているのか交互に私とトリコの顔を見ているメルクさん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「原作沿い」関連の作品
【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する ４３
頭脳派無気力マネージャー�爍喚瓠團魯ぅ�ュー!!》
【ツイステ】7つの寮ともうひとつの寮の長【深海の商人�◆�
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
