謎解き ページ13
メルク？「そうか…お前が四天王トリコ……強いワケだ……」
トリコ「あぁ、そういや言ってなかったか、」
小松「大丈夫ですかメルクさん…？」
メルク？「あぁ、問題ない。」
トリコの名を聞いたメルクさんが大きく息を吐いて納得し、使っていた包丁を軽く研いでから仕舞う
トリコ「じゃぁ、俺からも聞かせてくれ……お前、いったい何者だ？本物のメルクはどこにいる？」
小松「え、」
メルク？「…………ひとまず、中で話そう。」
『あぁ、トリコは一応、大丈夫か？』
トリコ「あぁ、問題ねーよ。」
1呼吸おき、先ほど固く閉じた扉を開けて私達を再度工場の中のイスに座ると水をくれる。
小松「あ、ど、どうも……」
メルク？「…なぜ…オレが偽物だと……？」
トリコ「なぜかって？お前なぁ…裏口に看板を出す職人がどこに居んだよ。」
『…あぁ、なるほど。』
小さく笑いながらいまさっき入ったドアの反対側を指さす、そう言われると確かに私たちが入ったドアには看板など全く見かけなかった
メルク？「え」
小松「あっ本当だ！看板はこっちにあったんですね！！」
トリコ「おう、本当の入り口はそっちって事だな。さっきのは裏口だろう…お前が作った物じゃね？サイズを見れば歴然だ。」
歩いて、大きな看板のある方の扉(？)をコンコン、とノックするように叩きながら自分の考えをメルクさんに伝える
トリコ「それに、普通の人が通るのにこの表口のサイズはデカすぎる…」
小松「た、確かに……まるで大男が出入りするような大きさですね……」
メルク？「ここは作業場だ、大きな材料に運ぶからだ。」
表情は動いていないが話し方が先程とは違い、固くなっていて動揺を隠すようにしているのがわかる
トリコ「その2階に続く階段のデカさは？……おそらく本当の目付くが立てた工場兼自宅……人見知りなメルクは当初の場所と逆に入り口を作った…なぁ、そうだろ？A。」
『…ふ、…そうだな……あの人の身長は2メートル以上あってヘタすればゼブラとかといい勝負じゃないか？』
トリコもそれを感じていたようでニヤリと笑い、私に同意を求めてきたので同じように笑って、そう伝えるとメルクさんの目が大きく見開かれる
メルク？「！き、君は一体……」
『ふふ…詳しいことはあとで、な。』
伝えた1つの彼の特徴にメルクさんはやはり私が初代の事を知っていると確信したようで、肩の力が抜けたようだ。
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
