謝罪の言葉と成長 ページ1
『……トリコ、』
トリコ「ん、なんだよ。」
『お前が無事で、本当に良かった』
トリコ「…おう、何回も聞いたぜ。」
『…本当に、わかっていると思うがグルメ界は入るだけでも命がけなんだ。私や小松くんは、お前が命の滝壺に行ったと聞いて、どう思ったか……』
トリコ「…本当に、心配かけて、すまねぇ。」
座りながらも姿勢を正して私に真っすぐ頭を下げたトリコ。そのつむじを見ることはもうほとんどないと思っていた、なんて考えながらため息を吐く
『…グルメ界に行きたい気持ちはわかる……しかし、次郎さんの言った通りだ何でも1人でやろうとするんじゃない。』
トリコ「…あぁ、しっかり心に刻んだよ…」
トリコの顔つきが変わり、後悔の色が見えながらも芯を持った瞳に私は安心し、少し張っていた気を抜き、まだ頭を下げ続けているトリコに手を伸ばす
『…ならいい………』(スッ)
トリコ「………っ、///」
下がっているトリコの顔に手を滑らせ、頬を持ち上げて顔も上げさせると、少しバツが悪そうにしながらトリコにもういいという意味を込めて笑いかける
『私の大事な弟……もうこんな事、しないでくれ……』
トリコ「……ん、」
そう返事をしたトリコ、昔と重なる部分に懐かしさを覚えながら、トリコの事を撫でてから軽く抱き寄せると赤くなった顔で、も、もういいだろ…、と言いながら離れていって行き場のない手が宙を彷徨う
小松「あっ、Aさんまたそんなことをして…！！」
『いや、トリコ達はノーカンじゃ…』
小松「…Aさん、僕に何て言ってましたっけ？たしか？トリコさん達がこ、」
『っ！？わ、かった！わかったから！な？！』
小松「全く……とりあえず、食べて下さい！！」
そう言いながら大きなトリコ用のお皿と私用の普通のサイズのお皿の上に生姜豚のステーキを乗っける。ニンニク醤油のような匂いはもちろん、肉汁が熱さによりパチパチとなるのが食欲をそそられる
トリコ「おっ、いただきます！！」
『いただきます、』
更に置かれた肉にナイフとフォークを指すと柔らかく切りやすい。ひと口に切っている内にトリコは切らずに大きな口で頬張りながら口を開く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「原作沿い」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
