乗る気になれない豪華客馬 ページ47
いや…別に、誰に罪があるという事ではない…私の気持ちの問題なのだ。ついついこれから乗る客馬にため息を送ってしまう。
『……はぁ…』
小松「どうしたんですか？」
『いや……うん、ちょっとね……』
小松「も〜これからあのグルメ世界1周の豪華客馬に乗るんですから！！」
『ぁ〜……ぅん、そうだね……』
小松「せっかくおめかししたんですから！ね！！」
そう大きい大きい船の中を進みながらホールを歩く私と小松くん。
一応ドレスコードのある場所なので小松くんは明るい色のジャケットと薄いストライプのハイネックを着ていつもよりフォーマルな雰囲気だ。
『うん…そうだな、小松くんフォーマルな雰囲気も似合うね。』
小松「ありがとうございます！Aさんもお綺麗ですよ！」
そう褒められて自身の服装を見直す。
セミフォーマルな服装で、鎖骨が少し見えるくらいのラウンドネック、袖部分はドレープになっていて膝下で腰はベルトで絞めてある紺色のドレス。アクセサリーはココからのネックレスで小物類はサニーチョイスのホワイト3点セットだ。
『…ありがとう、小松くんはいつもハント服かエプロンだったからな…新鮮だよ。』
小松「あぁ、確かに…いつも私服も動きよさ重視ですからね…」
客馬に罪はないと思いながら気持ちを明るくしようと、服についてや中の様子について話しているとテーブルに座る黒・青・オーロラの髪色を持った目立つ姿が見える
小松「あ、すみませーーんっっ！！」
サニー「ん、」
小松「遅くなりましたーーーっ！！」
『待たせたね、』
トリコ「A！小松！おせーぞ、何してたんだ？」
小松「ご、ごめんなさいメルク包丁に見惚れていたら時が経つのを忘れちゃってて……」
トリコ「なんだその理由！？」
『…私は準備が思った以上に……ごめん』
小松くんの理由に鋭く突っ込んだトリコに軽く頭を下げるとスイっと細いサニーの触覚で顎を持ち上げられる、気にするな、という事だろう。
サニー「ま、Aはしゃーねーよな！それより、もう出発するぜ松！A！グルメ馬車がよ！！」
小松「はい！予約5年待ちの豪華客馬！！グルメ世界1周の旅ですね！！！」
サニー「ま、俺らは途中下車するがな……」
『…あぁ、なるほど。』
そう呟いたサニーの言葉にきっと2人もお父さんからの修行があるのだと、察しながら席に座るが小松くんは荷物も下ろさずに窓の方に駆け寄っていった
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
