【トリコ】彼らの愛者ｰハシモノｰ10 (ページ17)

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第3支部長はギャップがすごいページ17

　
【 ‐食品開発‐ 第3支部前】

？「……んん？アルファロ様、こんなところでどうしたんすか？」

アルファロ「ジェリーボーイ、いい所に。こちらはボスのお客様です、」

廊下を歩いている内にチョコミントのような薄青緑色の髪を持った肌色が暗め…長い耳たぶと顔に血管？しわ？ある特徴的な人の服装は紫のタンクトップと…

『(ヒョウ柄ズボン…珍しい……)…Aです、いつも三虎さんがお世話になっています。』

ジェリーボーイ「……はー…ボスのねぇ……オレはジェリーボーイっつーんだ、よろしくな、A。」

ユーさんとは全く違う、あまり嫌悪感など悪い感情は私に持っていないようで少し不思議そうに私の顔を見てからニッと笑ったジェリーボーイさんは私に手を差し出してくれる。

見た目は少し変わっているがいい意味で普通の人だ。

『えぇ……ジェリーボーイさん…その、少し長いので別の呼び方でもいいですか？』

ジェリーボーイ「おぉいいぜ、どんなだ？」

『そうですね…ジェリーさん………ってネズミさんと同じになってしまいますね…』

ジェリーボーイ「…カカカカッ！！いいぞ！そんな呼び方滅多にされねぇから面白れぇ！！」

私が前だけを取って名前にしたそれはちょっと可愛すぎて、違う方がいいかと考えなおそうとしたが本人はそんなに気にしていなそうでそのままでいいと言われてしまった。

(…やっぱり、見た目に反してすっごいフレンドリーで明るい人だな…)

『ジェリーさん、』

ジェリー「お？なんだ？」

少し私の方にかがんでくれたジェリーさんに驚く、今までそんな小さな気遣いをしてくれる人が少なかったので1種の感動というかなんというか……固まっていた口を慌てて動かす

『………中を見てもいいですか？』

ジェリー「いいぜ……っつっても面白れぇもんそんなねーよ？」

そう言いながら扉を開けてくれたジェリーさんにやっぱり、いい人だと考えていると隣のアルファロさんがハッとして私に話しかけてくる

アルファロ「…お、驚きました……ジェリーボーイとあんな早く打ち解けるとは…それに、あんな態度で……」

『……そうですね…ジェリーさんは最初からボスの客ではなく、私を見てくれていたので…なんだか、話しやすいというか気を遣わなくていいんですよね。』

アルファロ「……なるほど…そうですか…」

私もアルファロさんに言われて、思っていたことを口に出せたことを自覚する
　
　