【トリコ】彼らの愛者ｰハシモノｰ6 (ページ38)

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開戦ページ38

　
トリコ「はぁ……小松…スープは、お前も、捕りに行くんだ…」

小松「えっ！と、トリコさん！？大丈夫ですか！？！？」

俺の方を見た瞬間手を見てギョッとした小松をスルーして、今のグルメショーウィンドーの危機を伝える為、口を開く。

トリコ「…神々しい、このグルメショーウィンドー…中の食材がやせ細り、香りも弱い、何よりどこにもオーロラが見えない…スープが少量ならば先に入手しねぇと……急ぐんだ小松！！」

小松「トリコさん…」

トリコ「奴らは俺が…食い止めるからよ…！！」

そう啖呵を切ったが、目の前にいる奴らは全快状態だ。余裕そうな笑みを浮かべるトミー？に内心少し焦るが、少しでも隙を見せたらいけないと気を張る。

トミー「この下に、スープが在るってことで、間違いないかな？」

トリコ「行け小松！！」

小松「は、はい…！！」

俺の言葉にニコッと笑った奴は全く目が笑っていない。今にも獲物を借る捕食者の目で俺らもスープも見据え続けているようで、油断ならない。

トミー「…後ろのあの小僧を消しな！」

部下2人？「「はっ。」」

そいつだけに集中したせいで後ろの存在を忘れていた。やべっ！、と慌ててそっちに向かおうとしたが

マッチ「おっとォ、」

マッチと滝丸が立ち塞がり、小松を追うように指示された部下達の動きは止まる。

トリコ「！滝丸！マッチ！！」

部下1「あん？」

部下2「何だ、てめーら。」

マッチ「アンタらに恨みはねぇが…生憎俺らもスープを狙っている…先に入手させる訳にはいけねぇなぁ…」

小松「滝丸さん！マッチさん！！」

マッチ「…勘違いするなよ小松。お前がもしあのスープを独占しても今度はお前から奪い取るだけだ肩よ。」

小松「独占なんかしませんよ！！皆さんの分も必ず…スラムの子供たちの分も確保します！！」

大きな声でそれを叫ぶ小松をマッチ少し驚いたように見る、俺はその姿に息を吸って大きな声を出す

トリコ「小松！！」

小松「！」

トリコ「………………スープも、Aも、頼んだぞ……」

小松「…と、トリコさん……はい！任せて下さい！！！」

そう強い瞳と返事をした小松を見てから、目の前のそいつに集中した。

トリコside 終了
　
　