【トリコ】彼らの愛者ｰハシモノｰ6 (ページ4)

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これからが本番ページ4

　
滝丸「っ！///」

『あ、すまない。』

思った以上に驚かれて私も慌てて手を離す。

滝丸「い、いえ///……その…ありがとうございます！！」

『？あぁ、もちろんだよ…さて、そろそろトリコ達は来るか…外に出よう』

滝丸「はい！」

運んだお礼を言われて一瞬何に対してか分からなかったがすぐ返してから箱を解除する。水ではないので無くなるのではなく地面に崩れ去った。

滝丸「うわっ！？ツンドラドラゴン！？って外寒いっ！！」

『…な、……いや、これ…凍っている…！？一体誰が……！』

目の前には口を開けて今にも動きそうな地獄の番人、ツンドラドラゴン…の亡骸。凍っていたせいで状態が良く、生きていた時の迫力で驚き、つい見ていると後ろから声が聞こえる。

トリコ「ふぅ…やっと着いた……」

小松「すごいトリコさん！僕ら2番目ですよ！…ってうぉおおっ！？寒ぅうううう！！」

トリコ「っく、はぁ…って、うわぁ！！！こいつっ！！！…て、A！？」

登り切った瞬間に見えたツンドラドラゴンに2人は驚き固まっている。突風も吹くので少し心配になって手を貸すがトリコはツンドラドラゴンから目が離せないようだ。

『…おぉ、大丈夫か？すごいよな………うん…』

トリコ「こ、凍ってるのか…！？」

『あぁ…しかも…』

小松「な…何ですかコレは…！？」

上に登り切って更に見えた沢山の…凍っている美食屋達

トリコ「美食屋だ…過去に上陸していた美食屋達が全員凍っている…！！まだ入り口だってのに…」

『あぁ…伊達に極寒地獄と呼ばれている訳ではないようだ…』

小松「て、ていうか…ここ寒いし風強いし……あ、他の人達も登り切れそうですね…！」

トリコ達の方から少しずつ聞こえてくる人の気配にとりあえず待っていいるとドンドンと登ってきて来る美食屋達。

「「「な、なんだこりゃーーー！！！何で氷の番人が凍って死んでんだよぉーーっ！？！？」」」

男1「てか寒みぃ！ライタースーツ着てても凍えそうだ…！！」

男2「ひぃい！……しかもこの強風…！」

トリコ「…この異常な強風が全てを凍らされてるようだな…」

滝丸「なるべく散らずに固まって移動した方がいいですね…」

トリコ「そうだな…オレが先頭になる。皆、後ろに…」

トリコや滝丸くんが冷静に分析し、どのように進むかを決めたが、それが気に食わない者達もいるらしく声を荒げた。
　
　