【トリコ】彼らの愛者ｰハシモノｰ6 (ページ3)

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登る方法ページ3

　
トリコ「よし、行くか！！あ、小松は俺の背中に乗っとけよ。」

小松「も、勿論そうさせていただきます…」

『あまり下、向かないようにね。』

小松「…そうですね…てかそんな余裕ないですよ…結構風が強いですから掴むので精一杯ですよ…」

小松くんは少し震えてトリコの背に乗る。私の言葉でまだ登っていないがしっかりトリコの肩を掴んで落ちないようにしている。

トリコ「Aはどうする？」

『ん…そうだな…トリコはこんな所、楽勝だよな？』

少し考えてから、思いつく。大丈夫だろうがトリコに確認を取ると当たり前だと首をかしげて質問の糸がわからないようだ

トリコ「あぁ、もちろんだぜ」

『そうか…じゃ、滝丸くん。』

滝丸「えっ！？ぼ、僕ですか！？そ、そんな、Aさんを
背中に乗せる何て…！いや、できますが…！///」

私が小松くんのように背に乗せてもらう側だと思ったようで滝丸くんはアタフタし始めたので訂正をする。

『…あぁ、違う違う、私と一緒に上るかい？』

滝丸「え？それってどういう…？」

『ふふ、トリコ、私達は先行く…早く来な！！』

滝丸「うわぁっ！Aさんっ？！！///」

トリコ「あ、お前っ！！」

滝丸くんの腕を引っ張って、下に手をかざし箱を作る。しっかりと壁に沿ってできた箱を確認し、トリコの引き留める声よりも先に上り始めてしまう。

( うん、温度になれるためにも氷になってもいいよな。 )

滝丸「う、わわ、す、すごい…！！」

『はは、少し後輩に良い所を見せたくなてな…』

純度の高い氷となった箱から登り始めるトリコ達やヘリを見て滝丸くんは目を輝かしている。

滝丸「す、すごいとしか言いようがありませんよ！！」

『これからもっと大変だから、気を引き締めていこう。』

滝丸「はい！！」

『そろそろか……ぁー…滝丸くん、外結構…いや、かなり寒いぞ。』

滝丸「え、なん…ぁ、」

そう言いながら天井である上を指さすとそこには、沢山の小さなつららや窓霜…花のような氷の結晶のような模様が浮かび上がっている。

『…寒いのは苦手かな？』

滝丸「まぁ…でも、これ覚悟で来たんですから、耐えてみせますよ…それに修行にもなりますしね！」

『そうかそうか……偉いな。』

拳をグッと握って気合を入れた滝丸くんを見て、軽く頭を撫でると驚いたようで肩をびくつかせた。
　
　