【トリコ】彼らの愛者ｰハシモノｰ6 (ページ13)

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こういう時って性格が出る…　小松side ページ13

　
小松side

Aさんがマッチさんの事を捜しに行ってくれたのはいい…けれど途中で氷の階段が出来た時点で見つかったことを悟り皆で様子を見ようと移動してみたけど…

小松「…」

滝丸「…あの2人…何してるんでしょうね、」

氷の壁から階段に移るためにマッチさんの手をAさんが支えているのが見えて…何かと待って話していると思いきや突然マッチさんの顔が赤くなって手をすごい勢いで払った

シン「あー！副組長何してるんですか！！」

ラム「…普段はあんな顔しないのにな…」

ルイ「もーただでさえ強面なのにあんな態度だと…！」

そうマッチさんのAさんへの態度に部下の人たちの反応はそれぞれだ…コソッと滝丸さんがガッツポーズしていたのを僕は見なかったことにする。

( 性格出てるなー…あ、 )

シン・ラム・ルイ「「「あ、！！」」」

滝丸「なっ！！」

下から2人の様子を見守っていると、真っ赤な顔のマッチさんはAさんの手を握って足早に階段を昇って行った。さっきとは逆に部下である3人揃ってホッとしていた。

滝丸「……(ボソッ)さっきからオジサンばっかり…なんで……」

…僕は絶対にめんどくさい事には突っ込まないぞ。

小松「…それにしても…Aさんたちの様子、僕たちから見えてるって教えてあげた方がいいのかなぁ……」

シン「ついに副組長にも春か…！」

ラム「ふ…めでたいな…」

ルイ「いやぁ…よかったなぁ…」

滝丸「……(ボソッ)っあんのヤクザ…！」

小松「…滝丸さん、今何か言いました？」

恐ろしい顔の滝丸さんに思わずツッコミを入れてしまったが滝丸さんは隠せているつもりらしく、笑顔を作り返される。

滝丸「っは！…い、いやいや何でもないですよ！！」

小松( …滝丸さんって意外と口悪いんだな… )

滝丸「あの2人、何してるんでしょうね！？」

無理やり話題を変えようとする滝丸さんに苦笑をで返す。

しかし…氷の純度が高いから透けて見える2人の様子に僕たち以外も注目をしているようだ。

Aさんは誰にでも好かれる故、仕方ないけど…

小松( トリコさんが見てたら怒ってそうだなぁ… )

そう見張りをしてくれているトリコさんに少し同情しながら冷めてしまったスープを飲み干した。

小松side 終わり
　
　