落ちてくる何か ページ47
サニー「あ？んなオレはヤワじゃねーし……それに、理由はお前を大事にしたいから、だけでいだろ？」
この状態から脱却しようとサニーを説得したが、こちらを覗き込むように見る優しい表情に恥ずかしさやらなんやらで更に体を縮こませる
(…くそ、ストレートな言葉でも、顔でも物を言わせてくるなぁ…！！)
『はぁ……///』
サニー「それに、こういう時くらいオレにカッコつけさせろ」
『…そ、そう、デスカ………///』
今までも直接的な言葉で伝えられて、折れるしかない…ふわふわと歩きながら上を目指す
(…なんかサニー、さっきからな〜んか、昔と違って女として扱われているような………調子が狂うな……)
照れ隠しで顔を俯かせながら、大人しく、さっきみたいに重心を預けた
サニーも集中を切らさないように静かに崖を上っていると、小松くんが急に驚いた声を出す
小松「わぁっ！」
何事かと顔を上げると、大きな体を持つ真っ黒なゴリラのような顔のヘビークリフが沢山の巣の中からジイィーっと見ている
サニー「リーガルウォールの主、ヘビークリフ。安心しな、何もしなければ襲ってこない…その代わり起こったらハンパなく厄介だかがな」
小松「ひぇ…」
あまりの至近距離に小松くんはいつもの声も出なくなっているようだ
私もその圧から逃げるよう視線を彷徨わせていると、辺りが突然暗くなった
小松「…あれ?…な、なんだか、あたりが急に暗くなっていません？」
サニー「ん…そか？」
『…いや、明らかに暗くなった。嫌な予感がするん、だ……？！』
そう恐る恐る上を見上げるとゴゴゴ…！！と大きな音ともにナニかが落ちて…落ちて！？！？
サニー「おい…おいッ！んだ、ありゃあ…！？」
小松「え…え…！？」
『な、なん…！？』
サニー・小松「「『なんだありゃぁあぁあ！！』」」
ズガガガガンッッ！！と大きな壁の様な何かが、ものすごい勢いで崖を削りながら落ちてくる
サニー「うぉおお！！やべぇぞっ！！？」
小松「サニーさんどうにかして下さいよーーッ！！あっ、そ、そうだ！さっきみたいに持ち上げて止めて下さいよ！！」
サニー「できるかっ！！無理だこりゃ、回避が出来ん！！」
『ここで隠れられるのは…ヘビークリフの巣だけか！？』
そう逃げ込もうとした瞬間、何故かヘビークリフたちは目を吊り上げ、威嚇しながら巣から出てくきたのだが、明らかにさっきと様子が違う
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reetlu(プロフ) - 遅くなってすいません！これから色々なキャラとの絡みが増えていくのでお楽しみにしていてください！ (2021年6月25日 0時) (
レス) id: 19b9dc1d16 (このIDを非表示/違反報告)
ネコキチ - 更新待ってました！供給ありがとうございます！『お兄ちゃん』との絡みが待ち遠しいです！続きお待ちしております！ (2021年6月24日 18時) (レス) id: a4a775d5db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2021年6月16日 15時
